50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

新聞を手にするまでもなく、目鼻をジャガイモの・・・

2015-10-22 05:55:46 | 小説
新聞を手にするまでもなく、目鼻をジャガイモの切断面に描いたようなと幸男の見る顔を、しばらく宙に浮かせてから言った。
「三時ずぎから。でもそうね、ビデオにすればあ」
とみだらに響いた。

(つづく)


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