燕雀は鴻鵠の志を知れないのか?

管理人のテキトーな日記、ぼやきなどを掲載。
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懐かしいとは

2006年05月16日 23時27分09秒 | 独り言
 話は遡るが、数週間前に、昔住んでいた家の最寄り駅の最近の写真を見た。
高架化されて2面4線のりっぱな近代駅になっていた。
特急も停車するようになった。

 人は、昔あって今ないものをよく偲ぶ。
それはなぜか。
私的な見解では、一種の非現実への憧れだと思う。
人間は誰しも非現実への憧れというものを抱いている。
そして、自分が知っているものがなくなるということが自分の中の現実と異なる=非現実として位置づけられる。
そして懐かしいという感情が起こるわけだ。
そして次第にその光景が現実として認識されて、非現実味が失われていく。
慣れとはそういうものだ。

 結婚で失敗するのもこの原理だと思う。
自分の中で憧れとして位置づけられていた人が実際に自分と一緒になる=非現実が現実になる。
そして慣れてきてしまって新鮮味がなくなってくる。
そして他の人に対して新鮮味を見つける。
まあこのことは全ての事に対して言えると思うが。

 ということで最近胡散臭いネタが増えてきた気がする今日この頃でした。

~本日の名言~
経験してみるまでは何事も現実ではない。人生が教えてくれるまでは諺ですら諺とはならない。(ジョン・キーツ)