燕雀は鴻鵠の志を知れないのか?

管理人のテキトーな日記、ぼやきなどを掲載。
特にブログのタイトルに意味はないと思う。
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13日:フュッセン~ザルツブルク

2008年03月21日 21時23分48秒 | 旅日記的内容
 いつもながらモーニングコールのずいぶん前に目が覚める。
で、いつもどおりテレビを見ようと思ったらなぜかテレビがつかない。
リモコンが効かない。
本体のスイッチをいじっても反応なし。
あ~毎日欠かさず見ていた天気予報が…。
というわけでしょうがなくぼけ~っと時間をつぶしました。
昨日の夕食もそうだったのだが、このホテルはわざわざ日本食を用意してくれている。
ご飯と卵と海苔となぜかカレー。
私は帰国するまでは日本食は食べないつもりだったのでパスしましたが、結構皆さん食べてました。
朝食後バスで移動。
ホーエンシュバンガウへ。
言わずと知れたノイシュバンシュタイン城のあるところだ。
この城は城主がほんのわずかな期間しかいられなかった城でもある。
城を建てた国王はわがままし放題でどんどん城を作ってマネーが底をつくくらいやたらと城を作った。
しまいには周囲から発狂したのではないかと見られるようになり自分の殻にこもることが多くなる。
最後には主治医と共に謎の死を遂げている。
ノイシュバンシュタイン城も途中までしか完成していない。
そのため3階は見学不可能。
それでも内装の豪華さには目を見張るものがある。
ちなみにバスの駐車場から城までは少し距離があり、ミニバスか馬車か徒歩で登ることになる。
我々はミニバスで登った。
と言っても結局バス停から少し歩かなければならない。
高度が結構あるうえに朝だったので結構寒かった…。
城は時間制で入場制限が行われている。
以前バスが遅れて城に入れなかったツアーもあるとか。
こちらの方は時間で入場を制限するところが多い。
後日書くシェーンブルン宮殿なんかもそうだ。
そうやって区切ってくれるからゆっくり見ることができるのも事実だがね。
場内は撮影禁止なので写真は載せられないが、しっかりと作り込まれており人工鍾乳洞などもあった。
中国製の陶器が結構目についたが、時代的にヨーロッパの人々がこぞって中国産の品物をコレクションしていたことがうかがえる。
いつの時代も王様は珍品と奥さんに弱いものだな。
城の中のツアーはだいたい40分くらいで終了。
土産物屋で適当な品を買って下山する。
帰りは歩いて下る。
馬車もそんなに高くなかったのだがせっかくなのでということで歩いた。
やはり山道はすがすがしい。
時間があったら登山道を下りたかったのだが残念ながら3時間くらいかかるらしいので今回はパス。
駐車場に戻ってからさらに下のバス駐車場へ行く。
さすが有名観光地とあって各地からバスが集うさまは壮観であった。
日本よりもバスは一回り大きい(と言っても幅は5センチの差だが長さは最長で3メートル違う)ので迫力がある。
デザインも卓越したものが多く、ついでにベンツが多いことも日本人としてはひかれるところ…なのかな?
ノイシュバンシュタイン城を後にしてインスブルックへ向かう。
冬季オリンピックが開催された町だ。
もちろん当時のジャンプ台なども残っている。
ジャンプ台と言うと違ったスキージャンプを想像するのは私だけだろうか…?
ここからはオーストリアなので現地ガイドが案内してくれる。
ドイツ国内は現地ガイドは付かないで添乗員がすべて説明してくれた。
大変ですね…。
ちなみにノイシュバンシュタイン城からバスで5分くらい行ったらもうオーストリアとの国境。
と言っても同じEU圏内なので特に関門とかがあるわけではなく日本の都道府県をまたぐのと同じ感じだ。
したがって実感全くなし。
景色も一気に変わるわけでもなく、言語もドイツ語のままだからなおさら実感はない。
そんなわけでインスブルックで昼食を済ませてから市内観光。
王宮やマリアテレジア通りなどを一通り散策する。
街中はいかにもヨーロッパといった感じで建物がかわいらしい。
しかし地面は若干汚かったが…。
そしてマクドナルドの看板も街の雰囲気に合わせて作ってあるのが面白かった。
当初は大反対されて、看板を目立たないようにするのと店舗を少し内側に引っ込めることでようやく同意したらしい。
また、オーストリアの国旗の色である赤と白のグラデーションは使わないようにし、バックは茶色を使っていた。
細かいところまで大変なことだ。
それとも日本が緩すぎるのだろうか…。
散策が終わった後は再度自由時間。
適当な店を数軒回ってからお菓子屋で買い物をし、街中の写真撮影をして時間終了。
もっと自由時間がほしいよ…。
ツアーに参加するのは初めてなので知らないが、たいてい自由時間はこの程度なのだろうか…。
遅れる客が出るのも納得いくような気がした。
再びバスに揺られてザルツブルクを目指す。
市内観光は明日なので今日は夜ごはんを食べて寝るだけ。
今日はホテルとは別のレストランで夕食だ。
鳥の看板がついた店。
店内は落ち着いた雰囲気で、時たまカウンターに肉を買いに来る客がいる。
ある客が連れてきたワンコがとてもプリチーであった。
というか店内に犬連れてきていいのか?
食事が終るとホテルまでバスで移動。
が、ホテルの入り口に別のバスが止まっていて進入不可能。
だがテウさんの運転技術は素晴らしかった!
なんと反対側の入り口からバックで進入!
横に止まっているベンツのバスとの隙間は数センチ…。
これがプロの技か~!
今回の旅行においてはテウさんの運転技術は本当に光っている。
先日のローテンブルクも本来はバスが侵入してはならない城壁の内側に無理やり侵入して非常に細い道をすいすい進んでホテルの前につけてくれた。
普段は城壁の外から歩くらしい。
とにかく客を歩かせないためにかなりの無茶をする人であった。
しかしこの豪快さがまたいかにもといった感じですな。
そういったわけで無事にホテルについて眠ることができた。
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