[庭]にどんな木や花を植えるのか、どんな花を木や植えたいのか。
考えるのが楽しいですよね。
我が家の庭の植物は、40年以上かけて父母が集め、空いてるところに次々に植えられて出来上がりました。
いわば素人考えの庭といえると思います。
数多くの木や花が植えられましたが、数多くの木や花が枯れました。
これも素人考えの結果なのでしょうか。
この庭に根ずいて繁茂している草木は、現在世話をしている私に喜怒哀楽の物語を語ります。
我が家の庭は、以前藪に近いといいました。
家の周りは実質藪ですから、どこからでも笹が入り込んできます。
ヤブカラシ、クサイチゴは太い根を張り廻らせています。
その中にあって、ミヤコワスレは春に変わらぬ花を咲かせます。
「ミヤコワスレとギボシだけはよく育つ」と母が言ったので、
「いっそ、ミヤコワスレとギボシの庭にしたらいいわ。」と答えたことがありました。
もちろん、母はその後もせっせと 草むしりをして藪の庭に花を植え続けました。
母が亡くなってから気づいたのですが、庭にはいたるところにミヤコワスレとギボシが植えてありました。
多分なくなる半年前に植え替えたと思います。
エビネも編み笠ユリも植え替えられてていました。
母は母なりの庭の形を考えたのでしょうか。
ミヤコワスレの庭。わたしも好きです。
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