ちょんまげ一代

日本一のちょんまげ、南伊豆の料理宿「ホテル山海」のあるじがお届けする人生泣き笑い。

山海の展示品

2010年02月17日 | 「古民家の宿 山海」
玄関から見えるところに展示してあります

「長持」

長持とは、室町時代以前には収納具として長持櫃として用いられていた
江戸時代には掻巻や布団、寝具を入れる収納具として武家が使用していた
上等の長持はかぶせ蓋があり、長端部には長持棹を通すための金具があります
長持棹を通して二人で担ぎ持ち運んだそうです
もうひとつ当館に展示されております長持は「車長持」と言う長持です
別名「火事場長持」と言われております
この車長持は火事などのときに移動が簡単に持ち出される事で底部に車輪が組み込まれております
明暦3年に江戸で発生した「明暦の大火」で家々から外へ運び出した車長持が路上にあふれ人々の非難を妨げると言う事態が生じた為、江戸、京都、大阪で使用が禁止されました
長持は代表的な嫁入る道具のひとつであり裕福な商家の嫁入りの時には長持を何棹も担いで嫁入りをしたそうです 
長持ちを運ぶ際の祝い歌は「長持歌」として現在でも伝承されております
明治、大正時代から長持の役割は箪笥に譲られる事になりました
ここに展示されている長持は江戸時代の欅でつくられており、現在では貴重な民具のひとつとされております

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