JAFが発表した、歩行者のいる 信号機のない横断歩道での 一時停止率の全国調査によると、
歩行者がいる場合の車両停止率の1位は58.6%の長野県、ワースト1位は0.9%の栃木県とされた。
道路交通法では、信号のない横断歩道に歩行者がいる場合、車は停止線前で減速し、一時停止しなければならない。
違反すると普通車で9000円の罰金、違反点は2点となる。
横断歩道における歩行者優先は「マナー」ではなく、「ルール」。
長野県では、小学生に止まってくれた車に感謝の気持ちを表すように指導しているという。
「手を上げて、止まってくれて、最後にありがとうございます」と、その教えが浸透していて
車が止まるのが当たり前ではなく、渡る側が感謝の気持ちを伝えることが、
ドライバーの止まる意識を高めるきっかけになっているのかもしれない。
教育とは、単に知識や技術を教えるのだけではなく、
豊かな心(思いやる心・命を大切にする心・感動する心・正義感や公正さを重んじる心など)の育成により、
人間を望ましい姿に変化させること。
ここから変えなければ、止まってくれない『栃木県』の汚名返上は難しいのかもしれない。
ドライバーの皆さん、歩行者がいる場合の横断歩道は、必ず停車しましょう。
S.ARIYOSHI