ある牧師から

ハンドルネームは「司祭」です。

路面電車⑤福井鉄道

2006年09月01日 | 路面電車

今回の放浪の旅の途中であったいろいろな事で、お伝えしたい事は結構あるのですが、全部書いているとなかなか終りません。このブログは書かなきゃいけない事いっぱいありますので、とりあえず今日と次回で〆めますね。後は折をみて、カテゴリー別にUPする事にします。

という事で、旅の終わりの方に一足飛びに行っちゃいますね。8月25日(金)に神戸での合宿を終えて、米原を経て北陸線で新潟を目指しました。途中福井に着いた時は夜になっていましたが、路面電車大好きな私は、せっかく来たのだからと、福井市の路面電車に乗る事にしました。

えちぜん鉄道の田原町駅とJR武生駅近くを結んでる福井鉄道で、福井市街地部分が路面になっています。途中スイッチバックでJR福井駅に立ち寄っていくかたちになっています。


          (福井鉄道HPより)
 
新しい車両も導入されているようですが、私の乗ったのは2両編成(後ろの車両には誰も乗っていなかったのですが)の古い型ので、むしろそれがいい感じでした。なぜって珍しい事が二つあったからです。一つは路面電車だけれどボックスシートになっている事。こういうのははじめて見ました。あと、停留所では階段が降りてくるという事です。



一度ゆっくり探検してみたい路線です。

あ、そうそうトップの写真ですけれど、電車専用の橋の手前のところで、これも珍しく、線路の方に遮断機がついています。調べてみたのですが、車が間違って入って行かないようにしているものらしいです。

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路面電車④京阪・大津線

2006年08月28日 | 路面電車

京阪京津(きょうしん)線京阪石山坂本線を合わせて大津線と言うらしい。この路線は路面電車としてHPなどに登場する事もあるのだが、例えば札幌のような始発から終点までの完全な路面電車と言えるようでもなく、詳細は自分の中では謎であった。

今回京都に行く機会を得たので、実際に乗って自分の目で確かめてみようと思った。JR山科駅のすぐ隣りに、この路線の京阪山科というかわいい駅がある。そこで一日乗車券を購入して、浜大津行きに乗って出発。



4両編成のワンマンカー電車がトロトロと走り出した。いくつかの駅を通過。ずいぶんカーブの多い路線だなあ。トンネルを越えて、上栄町という駅を過ぎたところで、おっ、路面に出たみたいです。でもあっという間に浜大津駅に到着。京津線はここで終点。さては石山坂本線の方に路面を走る部分が多いのかしらん、そう思って石山寺行きに乗り換え。今度は2両編成の電車でやっぱりワンマンカー。ところが行けども行けども路面には出ない。結局終点まで専用軌道だった。それで逆の坂本行きに乗り直して引き返し。再度浜大津駅を過ぎたところでやっと路面に。しかも道路を電車が走るっていう感じではなく、電車道を車が走ってもいいみたいな感じのストリート。



あっという間に三井寺駅に到着。と、この駅を過ぎたところで、また鉄道専用路線に入った。きっとまた路面に出るんだろう。そういう期待を持ちながら乗っていたんだけれど、結局終点まで路面に出る事はなかった。変わった事と言えば、途中から車掌さんが乗ってきてキップ係をはじめたという事。つまり石山坂本線は、ワンマンカーのところは駅に駅員さんがいて、途中から無人になるので車掌さんが乗ってくるっていう訳。なかなか合理的。

結局わかった事は、京津線の上栄町駅と浜大津駅の間、それと石山坂本線の浜大津駅と三井寺駅の間のほんの短い区間が路面電車になっているという事。

地図で見ていただきましょう。



これだけなんです。ちなみに路面の駅は一つもありません。

ところで私は、終点の坂本駅で降りて、夕方だったので近くのお風呂屋さんに行って、 また逆方向の電車に乗りました。今度は車掌さんは女性です。で、三井寺駅で降りて、電車道だけど車が走る事も許可する、みたいなくだんの道を歩いてみました。上の地図でいうと、白い道路を線路が通っているところです。

途中にこんな看板が。



あたりまえと言えばあたりまえ。
        
その名のとおりのお店もあったりします。



いやあ、すっかりこの通り気に入っちゃいました。

上栄町駅まで歩いて、また京阪山科駅方向の電車に乗りました。京阪山科駅の次の御陵駅では地下に入り、後は京都市営地下鉄に乗り入れます。つまり、京津線を走る電車は、道路も地下も走っているっていう訳です。たぶんこういうのは日本ではこの車両だけじゃないかな。

まだまだ私の知らない事がいっぱいあります。そんな事を実感した日でした。

あっ、地元の方にはこんな事常識ですよね。笑わないで下さいね。

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路面電車③松山

2006年05月23日 | 路面電車

画面をクリックすると大きくなるものもあります


             道後温泉

路面電車については北からという事で札幌と函館を書きましたが、いきなり松山にとびます。あまり意味はありません。強いて言えば、ここを早く紹介したかったという事。

と言っても本格的に松山に行ったわけではないのです。韓国にはよく青春18切符とフェリーを組ませて行ってたのですが、「どうせ18切符使うなら途中でどこかによって行こう」と考えて松山経由で行って、ちょっとだけ路面電車に乗った事があるという事です。佐渡にいた4~5年前の事でした。あの1年は静養をしていましたから、お金はなかったけれど時間はたっぷりあったわけです。で、次のようなスケジュールを立てました。

1日目
朝 新潟を出発→18切符を使い北陸線経由で京都へ
夜 京都発松山行きの夜行快速列車に乗る(18切符対応)
2日目
朝 松山に着く 路面電車で市内見学
昼 船で山口県柳井に渡る→18切符で下関へ
夕 下関を夕方出発するフェリーで韓国へ

こうすれば18切符2枚(4600円)プラス瀬戸内フェリーの代金で、十分に楽しみながら下関まで行けます。韓国からの帰りにまた18切符を使って佐渡まで帰ってくればいい。我ながらしゃあもない事ばかり考えつきます。

という事で実行。12月のことでした。

京都発松山行きの夜行快速列車「ムーンライト」です。


思ったよりも混んでなくて、快適な一夜を。

朝、松山に着いて路面電車乗り場に行くと、「坊ちゃん列車」が待機していた。



蒸気機関車の形をしているけれど、これでも立派な路面電車。観光用のもので、別料金かかるのでこれには乗らない。

1日乗車券を買って、全線に乗ってみる。まだ朝なので街に活気がないのが残念。松山の路面電車(伊予鉄道)の路線は複雑なので説明省略。図を見てください。



全国で一箇所だという、普通電車の線路と路面電車が交差するところでは下車してみました。見ることが出来ました、踏み切りで路面電車が電車の通り過ぎるのを待つシーン。



最後はやっぱり道後温泉に。ちゃんと道後温泉駅というのがあって、温泉のすぐ近くまで電車がはしっています。



有名な温泉だけあって、さすがにいいお湯でしたよ。「坊ちゃん」に出て来る「高等湯」もちゃんとあったし。
             
気分最高でこの後、フェリー乗り場に向かい、韓国まで行くことが出来たのでした。

この時の韓国旅行のことについては、韓国旅行カテゴリーで書くことがあるかもしれません。

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路面電車②函館+函館のイカ丼

2006年05月11日 | 路面電車

私の旅行はたいがい貧乏旅行です。韓国語ではもっといい言葉があります。漢字では背嚢旅行と書きますが、ペナンニョヘンといいます。背嚢はリュックサックの事です。意味するところはリュックサックを背負っての旅行ということで、貧乏旅行という言葉よりは少し聞こえがいいわけです。まあそういうふうに言わせてもらえるなら「ペナンニョヘン」であるわけです。

4年前の夏でしたか、札幌に行った帰りに青春18キップで帰ってきた事があります。夜札幌を発ち翌朝函館に着く快速列車を利用しました。まあこれには安く移動するという事ともう一つ、「函館に立ち寄って路面電車に乗ってみたい」という気持ちがあったわけです。寝台の無い快速列車といっても、座席は十分に倒れますのでよく眠れました。朝早く函館の駅に着きましたので、とりあえず駅の周りを歩いてみる事にしました。港はすぐそこです。この時間から営業しているお店がかなりあります。私はかねがね、「函館に行くことがあればイカ丼を食べてみたい」と思っていました。まあ函館のイカ丼がおいしいということは、良く聞いていましたから。

内陸育ちでずっと太平洋側で暮らしていた私は、「イカとは白いものだ」と思っていました。お店で売られているスルメイカの事です。ところが日本海側に来てみて、「イカは実は飴色であった、白くなっているのは鮮度の落ちたもの」という事を知ったわけです。特に佐渡で暮らしていましたので、そういう活きの良いイカをたくさん食べることが出来ました。「さて函館のイカがそんなにおいしいと言うのなら、佐渡のイカよりもおいしいのだろうか?」という思いも持っていたわけです。

今歩いている食堂街はどうも「函館のイカ丼」の専門街のようです。一軒ののれんをくぐってみました。値段が少し張っていますがまあいいです、交通費でかなり浮かせていますから。注文すると件のイカ丼が出てきました。わっ 烏賊が黄金色に輝いています。そして何よりも驚いた事は、細切りにされた烏賊がピンと立っているんです。

内陸育ちで太平洋側暮らしだった私は、佐渡でイカソーメンを食べてものすごい感激をしたものです。しかしソーメンという概念が、もうそもそも「くにゃッ」というものであったわけです。いったいなんなのでしょうか、このピンと立った烏賊は!佐渡のイカはお店で売られている時は茶色ですが、皮をむかれれば白くなります。細切りにされても同じです。ところがここの烏賊は黄金色です。イヤー、まいった、そしてうまかった。 (なお、冬期はヤリイカが使用されるみたいです。)

という事で満足感を得た私は、いよいよ本来の目的である路面電車探検に出ました。函館の路面電車は2系統です。





一日乗車券を買って、



まずは全線乗ってみました。



十字街停留所(だったかな?)で下車して、坂を登って、有名な聖ヨハネ教会



と、ハリストス教会にも行ってきました。

こんなレトロな電車もはしっていました。



函館って、ホントいい街ですね。

P.S. 複合型プリンターすごいです。ネガフィルムから直接スキャンできるんです。今日はその方法で写真を取り込んでみました。大きな画像にしてもかなり鮮明に出来上がります。最後の3枚の写真クリックして大きくして見て下さい。

えっ、なんでイカと烏賊が混じっているかって?あまりにの極上さの表現のため、差別化を図ってみたつもりなんですが・・・。

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路面電車①札幌

2006年04月08日 | 路面電車

今は朝なのですが、この記事を書いています。なんだかまだ昨日のお昼のカツカレーがおなかに残っているような感じです。今日はとても食べ物の事を書く気にはなれません。

それで路面電車の話をしたいと思います。路面電車大好きなんです。路面電車に乗るために遠くに行くことあるくらいなんです。何で好きなのでしょう?自分にもわかりません。

乗った事のある路線を、北から順に書いていきます。で最初は札幌。

両端の西4丁目とすすきのは地下鉄で一駅。ですからほぼ環状にはしっているということです。どうせならつながってない部分をつなげて、山手線のように環状にしてしまえばぐるぐる回っているだけでよいのに、と考えてしまうのですがそうはなっていません。でももし環状にしてしまうと私のような路面電車オタクが乗りっぱなしでいたりするかも知れないので、そういうことは防げているのかもしれません。けれど札幌のようなつくりは、路面電車に乗る事が自己目的の人間には助かります。行ったり来たりしなくていいですからね。終点に何か見るべきものがあれば良いのです。しかし終点まで行くとそこには見るべきものがないという軌道は困ってしまうのです。今乗ってきた電車にまた乗らなければなりません。運転手さんに「あんた何?」っていう顔で見られてしまいます。

車両の形や色はいろいろあるみたいですが、緑色のが多いですし私もそれが気に入っています。
     
      (札幌市交通局のホームページより)

路面電車のある街ってとってもです。  

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