ウクレレとSwing(スヰング)音盤

Birds Of Beauty Featuring The Ukulele Of Herb Ohta (1980?)


Rainbow Recordsからのリリース。このレーベルは、他に元カラパナのボーカルによるMacky Feary Bandのアルバムなどリリースしている。正確な制作年度は記載がなく不明だが、レーベルのリリース前後の関係と、また入手した個体のジャケット裏面に元のオーナーの名前と購入日が記してあり、1980年の作と推測。オータサンはHerb Ohta名義での参加。

収録曲は以下
A1 Birds Of Beauty
A2 About You
A3 This Masquerade
A4 At 17
A5 My Fair Share
A6 Besides Me

B1 All in Love is Fair
B2 Alone Again Naturally
B3 Brazil
B4 Georgia on my Mind
B5 How Deep is your Love
B6 Feeling Like it Lately

演奏メンバーは、以下
Bass – Jeff Henriksen
Drums – Al Bardi
Guitar – Jimmy Funai
Percussion – Pete Hernandez
Piano – Bob Corwin
Ukulele – Herb Ohta
Vocals – Lynn Gellatly

女性の写真が二人並んであしらわれたジャケット写真と思わせぶりなタイトルから、てっきり「Birds of Beauty」という二人組アイドルのグループに、オータサンが客演した珍しいレコードかと思いきや、実際の音の方はいつものオータサンのアルバムと変わらない、ウクレレ・インストのレコードなのであった。(ボーカル入りはA6, B6の2曲)。アルバム・タイトルはグループ名等ではなく、スティービー・ワンダー原曲のA1タイトル曲名で、B1も同じくスティービー作。A2はハワイアン・サーフ・ミュージックのセシリオ&カポノ、A3はレオン・ラッセル、B2はギルバート・オサリバン。収録曲、アレンジともにこの時代らしいソフト&メロウ路線の良い曲ばかりである。本当にオータサン作品の守備範囲の広さよ。

メンバーは、ギターのジミー(James)フナイや、ベースのJeff ( Jeffrey) Henriksenなど70年代にPokiレーベルでの諸作でもお馴染みの名前が並ぶ。そしてジャケット写真の謎の女性二人は単にモデルさんで、写真を撮ったのがなんとオータサン、という予想もしないオチなのであった。録音スタジオは Sounds Of Hawaii。
左側の隅に元オーナーの名前と、購入日らしき日付のメモが残っている。
8月は夏休みスペシャルと勝手に題して、一か月間だけ週刊ペースでオータサン以外のウクレレ奏者の音盤をご紹介する予定。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「Ohta-San - Vinyl」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事