ウクレレとSwing(スヰング)音盤

Contemporary Hawaiian Mood (1980) / Ohta-San


1981年のHoku Award Instrumental Album of the Year 受賞アルバム。 

Poki Recordsよりリリース、プロデュースはBill Murata。真っ青なジャケットに小さくタイトルが書かれただけのデザインが印象的な本作が1980年代の幕開けとなった。アルバムのコンセプトはこの当時にハワイ・ローカルの若者の間で流行っていたコンテンポラリーなハワイ音楽の ‎カヴァー集で、Keola Beamer, Keith Haugen, Brian Hussey, Dennis Kamakahi, Larry Kimura, Jay Larrin, Bob Nelson, Cryil Pahanuiなど当時の若いコンポーザーの作品が取り上げられている。

A1 Wahine Ilikea
A2 Paokalani
A3 Maui Waltz
A4 A Song For Hawaii
A5 Sweet Memory
A6 Pua Hone

B1 The Koolaus Are Sleeping Now
B2 Honolulu City Lights
B3 Hi'Ilawe
B4 Sanoe
B5 Carmen's Song

メンバーは以下
Ohta san - Ukulele
Al Bardi -  Drums
Richard Crandall - Piano
Jeff Henriksen - Bass
Michael Hisaka - Guitar

今回はRichard Crandallによるアコースティック・ピアノを核としたピアノ・ロック調のバンドが全編オータサンのウクレレのバックを務めている。

ジャケットの記載に拠れば本作でのオータサンはシュンペイ・ニシノというビルダーが制作したコンサート・ウクレレを使用したとある。調べてみると1969年に埼玉県の所沢に工房を開いたクラシックギター製作家で西野春平さんという方がウクレレも制作しているようなのでこの方で恐らく相違ないだろう。

録音は1979年9月20日のたった一日で録り終えたようだ。場所はCommercial Recording Hawaii。


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