アメリカ・Deccaからアメリカ本土マーケット向けにリリースされたオータサン二作目のアルバム。プロデューサーは前作と同じ、Charles "Bud" Dant 。 のちにCD化されている。
A1 One Note Samba
A2 Love Forever
A3 Lahaina Luna
A4 Shangri-La
A5 Keep Your Eyes On The Hands
A6 Pineapple Special
A2 Love Forever
A3 Lahaina Luna
A4 Shangri-La
A5 Keep Your Eyes On The Hands
A6 Pineapple Special
B1 Manha De Carnaval
B2 Beyond The Sea (La Mer)
B3 Spring Spends The Winter In Hawaii
B4 Free Again
B5 Back Home To The Cane Fields
B6 The Tears (Namida)
B2 Beyond The Sea (La Mer)
B3 Spring Spends The Winter In Hawaii
B4 Free Again
B5 Back Home To The Cane Fields
B6 The Tears (Namida)
前作「ウクレレ・アイル」の出来栄えにDeccaも満足したのか、基本的に同じ制作コンセプトを踏襲したジャズ・ボッサ調のアルバム。スタジオ名までは記載がないがハワイ録音と明記されており、前作同様にリラックスした雰囲気でオータサンは伸び伸びとウクレレを聴かせてくれる。ジャケットに写るウクレレはマーチンのソプラノ・ウクレレだろう。着ているシャツからすると前作ジャケットと同じ時に撮った写真で、背景のハワイらしき景色はどうも貼りつけ写真のようだが。
このDeccaでの二枚はニコイチというかA面・B面のような、同じジャズ・ボッサ路線で作られたアルバムといえる。あえて違いを探せばハワイゆかりの選曲が中心だった前作に対して、本盤ではアルバムタイトルは「ソウルタイム・イン・ハワイ」と言いつつも、ボサノヴァの本場ブラジルの有名曲も2曲入り、オータサンの自作曲も増えて2曲(A6,B5)採用された。平岡精二氏も前作同様に1曲(B6)を提供しており、洒落たビブラフォン演奏と編曲にもノークレジットだが引き続き関わったに違いない。
この後、ハワイのHula RecordsがオータサンのためにSurfside Recordsという別レーベルを開設し、60年代を通じそこでアレンジャー平岡精二氏との共同作業を中心とした音楽制作を続けてゆくことになる。