過去記事で、原子炉内部が圧力開放弁を介して間接的に暴露状態であると書いたが、
残念ながら、実際それと似たような状態であることがわかった。
圧力開放弁から気体として放出された放射性ヨウ素が、
雨の雫とともに関東各地に落下して、水道水が汚染された。
原子炉への水の注入が続く限り、
高温で気化した水、つまり水蒸気が発生し続け、
それが格納容器の圧力を押し上げ続けるわけで、
どこかへその「圧」を逃がさなければならないわけで。
そのために圧力調整室があるのだが、
「室」でる以上、容量には限りがあるわけで・・・
・・・と思ったら、さすがに圧力開放弁開けっ放しはまずかったらしく、
必要な時だけ緊急避難的に開放することになっているらしい。
ならば、じゃんじゃん空気中に蒸発している貯蔵プールはさておき、
格納容器内の原子炉に注入した分はどうなってるんだと。
結果、2号機は壊れた圧力調整室から、
1号機、3号機はタービン棟へ続く配管のいづこかから漏洩していた模様だ。
しかしこれはただの水ではない。
溶解破損した燃料棒から露出した核燃料に直接触れて、
その中の放射性物質がたっぷり溶け込んだ、いわば「死の水」なわけで。
まあ一つ幸いなことといえば、危険極まりないウランとプルトニウムは、
自然界に存在する最も重い元素なので、
ふわふわと空中に漂ったりはしないことだろう。
(ただし再臨界メルトダウン後の水蒸気爆発による拡散時を除く)
実際、タービン棟の地下に溜まった水の一部は、
すでに排水口から太平洋に流れ出しているわけだが、
最も重い元素であるだけに、海上を漂うわけでもなく、
ただ静かに海底に沈殿していくばかりであろうと思われる。
そしてその海底が大陸移動によって地表に現れる頃には、
半減期数千年~数十万年のプルトニウムといえども、
すでに放射線を出し尽くしていることだろう。
今更だが・・・泣きたくなるほど今更だが、
地震直後に、崩壊熱が溜まる前に、
可及的速やかにポンプを集めて海水を投入出来ていれば・・・・・・
被爆された作業員の方々だが、
彼らが足に受けたのはベータ線であって、
チェルノブイリや東海村臨界事故のような中性子線ではない。
ゆえにもし遺伝子の損壊があったとしても、
それは皮膚の表層にとどまる可能性が高い。
だからといって、応援に来てくれた作業員(おそらくは孫請け、ひ孫請け)の、
安全管理を怠った東電が許されるわけではないが。
残念ながら、実際それと似たような状態であることがわかった。
圧力開放弁から気体として放出された放射性ヨウ素が、
雨の雫とともに関東各地に落下して、水道水が汚染された。
原子炉への水の注入が続く限り、
高温で気化した水、つまり水蒸気が発生し続け、
それが格納容器の圧力を押し上げ続けるわけで、
どこかへその「圧」を逃がさなければならないわけで。
そのために圧力調整室があるのだが、
「室」でる以上、容量には限りがあるわけで・・・
・・・と思ったら、さすがに圧力開放弁開けっ放しはまずかったらしく、
必要な時だけ緊急避難的に開放することになっているらしい。
ならば、じゃんじゃん空気中に蒸発している貯蔵プールはさておき、
格納容器内の原子炉に注入した分はどうなってるんだと。
結果、2号機は壊れた圧力調整室から、
1号機、3号機はタービン棟へ続く配管のいづこかから漏洩していた模様だ。
しかしこれはただの水ではない。
溶解破損した燃料棒から露出した核燃料に直接触れて、
その中の放射性物質がたっぷり溶け込んだ、いわば「死の水」なわけで。
まあ一つ幸いなことといえば、危険極まりないウランとプルトニウムは、
自然界に存在する最も重い元素なので、
ふわふわと空中に漂ったりはしないことだろう。
(ただし再臨界メルトダウン後の水蒸気爆発による拡散時を除く)
実際、タービン棟の地下に溜まった水の一部は、
すでに排水口から太平洋に流れ出しているわけだが、
最も重い元素であるだけに、海上を漂うわけでもなく、
ただ静かに海底に沈殿していくばかりであろうと思われる。
そしてその海底が大陸移動によって地表に現れる頃には、
半減期数千年~数十万年のプルトニウムといえども、
すでに放射線を出し尽くしていることだろう。
今更だが・・・泣きたくなるほど今更だが、
地震直後に、崩壊熱が溜まる前に、
可及的速やかにポンプを集めて海水を投入出来ていれば・・・・・・
被爆された作業員の方々だが、
彼らが足に受けたのはベータ線であって、
チェルノブイリや東海村臨界事故のような中性子線ではない。
ゆえにもし遺伝子の損壊があったとしても、
それは皮膚の表層にとどまる可能性が高い。
だからといって、応援に来てくれた作業員(おそらくは孫請け、ひ孫請け)の、
安全管理を怠った東電が許されるわけではないが。