ガワ萌ヱ日報

わずかな情報と膨大な妄想で構成された、ガワ萌ヱな人のためのWEB壁新聞です。

イーヴィルでビューティフルなウルトラマンとの出逢い

2010年06月18日 22時43分17秒 | フィギュア
アホなことつぶやいとらんとさっさと更新せいや、と言われそうですが、
アホなことをつぶやいているのではありません。アホが普通につぶやいています。
しかしつぶやきの自動転載も更新に含まれるんですね。
これはちょっと考えないといけないですね。


話題閑休、本題に入ります。




初見は「闇の伝説2007@ウルトラマンスタジアム」だった。
当時はまだ若葉マーク付きウルトラオタだったワタシは、彼が何者であるか知らなかった。
しかしお連れのamiさまはすでに彼に大層なご執心で、
初メフィスト遭遇で完全にぶっ飛んでるワタシに代わって、
このような見事な目線イタダキ画像をげっとしておられたのである。

うむ。確かに彼はそこにいた。

「イーヴィルなタイプのティガ」 らしい彼は、確かにティガに由来するところの端正な顔立ちに加え、
何よりもその冴え冴えとした光を放つ青い目が印象的だった、
皆それぞれに存在を主張するいづれ劣らぬ闇キャラの群れの中にあって、
むしろ彼はことの成り行きには無関心な素振りで、
毒を吐くでもなく、爪を立てるでもなく、
優雅に、かつ面倒くさそうにその場に居合わせた風を装いながら、
それでもそのしぐさは漫然と見ていることを許さないほど饒舌で、
その場に居合わせた者の意識をざわつかせ、をちくちくと挑発するのだった。




マルチ VS イーヴィル

実際、イーヴィルはマルチがタイプチェンジした訳ではなく、
異なる変身者に憑依された結果、イーヴィルと称されるキャラクターに化身したに過ぎない、
ということを後になって知った。
確かに頭部のデザインはティガのアレンジ、というか、
バリエーションであることに間違いはないのだが、その造型はまさに無類である。
ティガが俗念から解脱した境地にあるかのごとき風貌であるのに対して、
イーヴィルは全身これ煩悩のカタマリというか、変身者の価値観そのまんまというか・・・




しかし、その仕上がりはどこまでもスタイリッシュ。

他の赤目&黒目の悪役たちとは一味も二味も違っていて、
別に私欲に溺れているわけでもなく、増して血迷っているわけでもなさそうなのは、
ひとえにその極めつけにクールな青い目のせいだ。
なんつーか、煩悩も極めてしまえば確信に変わるというか、
もう微塵も揺るがないレヴェルに到達してる感じというか、
ワタシ的には、この目がイーヴィル成分のほぼ半分を占めているといっても過言ではない。
なにしろ、この瞳が暗転したステージの闇に映えるのなんのって・・・
触ったら指先が凍りつきそうなくらい、
その一瞥だけで冷酷な意思の波動に胸を刺されたような気がするくらい、
実に雄弁かつ効果的なのである。




さて、一方フィギュアはというと・・・

ハイパーシリーズにありがちな「ユル目」の造型ではあるのだが、
特に情報不足を覚えるでもなく、かといって執拗にティティールを追求するでもなく、
要するに なんだかすごくいい感じ なのですよ。
 



その点はむしろ背面においてより顕著というか、

この黒い背びれのくねり具合はどうよ!

それに加えて、張り感アリアリな脇から肩甲骨にかけての肉付きといい、
思いっ切り盛り上がった尻といい・・・原型師優秀すぎるだろ!!




「邪悪」&「闇」

どっちも悪キャラだけど、例えるなら前者は「色化け」で後者は「反転」だから、
似ているようで実は全くの別物、というか発生過程が違うわけだ。
そしてダークの完全反転がグリッターだから、
ブラスト、トルネード、マルチは反転過程プロセスを表現していると解釈していいわけか。




ついでに「岩田マルチ」&「権藤マルチ」も並べてみる。

画像では完全に一致!よくぞここまで再現したと褒め称えるしかない!
敢えて相違点を挙げるなら、
肉眼で凝視してようやく、肩幅と膝下の長さの違いがわかる程度である。
ちなみに↑の「権藤ダーク」と「岩田ティガ」がちょうど鏡像の関係になっているんだが、
こっちは完全な左右対称ではないところがまた実に興味深いというか、
同じファイティングポーズを取っているつもりでも、
やはり演じる人の個性が出るものなんだな~と。
手刀はパーフェクトに同じなんだけど、岩田マルチの握りこぶしがちょいとばかし前に出ているところが、
マックスのファイティングポーズを彷彿とさせるのだわ~




目とカラータイマーは、クリアパーツを使用。
しかも裏側に付属の光沢シールを貼って反射率を高めているんだが、
やはりLEDでも仕込まない限り、あの色温度は再現できないのか・・・




ならばビッグサイズな邪悪はどうかというと、
かなりがんばっている!
このままでも満足度は高いが、腕のいい魔改造職人なら、クリアー化+LED仕様に出来るかも。




目の質感も重要なんだけどね。
それがささやかな問題にしか思えなくなる、この肉感的な造形はどうよ!どうなのよ!
なんつーか、もうほとんど神懸ってるとしかいいようがないわ。

残念ながらワタシの所有物ではないので、ねっとりじっくり愛でながら語れないのが残念なのだが、
もしかして同じ人が作った?っぽい、出来のいいハイパーが入手できて超幸せなのだわ。
しかも一度目は出遅れて買い逃したから、二度目の旧作入荷に歓喜しましたとも!
ちなみに同時に購入した↑の権藤マルチは、胸アーマーの金色ラインがシール仕様で、
これが浮き上がって固定するのが大変!
しかもシールがテカり過ぎで違和感バリバリだったのだが、
上からマットクリアーを吹き付けたら、いいい感じに仕上がった。
そのうちちゃんと塗装しなおして、さらに満足度を高めなければならぬ。
しかしディティールはともかく、造形バランスからいえば、
奇跡的に当たりくじを引いたプライズのビッグサイズマルチより、
このちっちゃいマルチのほうがむしろ上出来のような・・・

そうなのだ。ことフィギュアに関しては、ただ大きければいいというものではないのだ。
せっかくのビッグサイズなんだから、
どうせなら動かないBM作るぐらいの気概でやってくれよと思うのだが、
実際のところはなんとも残念な造形ばかりなのがツライ。
(あ、ゲーセンプライズのレオは別ね)

しかしこのビックサイズイーヴィルについては、何度でも貼る!書く!
「大きいことはエロいことだ!」

秀逸なデザインと、鍛え上げた肉体のコラボによって生み出される、
ガワ萌えを虜にしてやまない非日常の煌きに満ちたオーラ・・・
そしてそれを半永久的に固定&保存するフィギュアを煉り上げる原型師。
ワタシにとってウルトラのフィギュアとは、彼ら三種の匠が揃って初めて具現化する、
奇跡のオーラの結晶のようなものなのである。




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