みなさま、こんにちは。 蒸し暑い日が続きますね。
さて今回は先日8月2日(土)に内部川にて行われた水生生物調査の模様をお伝えします。
夏休み真っ只中で行われた調査ですが、四日市市南部の内部地区市民センターが募集した親子が沢山参加してくださいました。
初めに会議室で水生生物調査の概要を紹介するビデオをみて事前学習したあと、早速川へむかいました。
川へ着いたらタモの使い方や注意事項の説明のあと、川の様子を調べます。水温、流速、川幅、川底の様子などを調べてようやくみんなで生物調査開始です。さてなにが採れるかな?
当日の川の様子は、梅雨時期に出水がなかったので川底一面に藻が生えており、水は一見透明ですが、透明度は少し悪いようです。
3mほど先がかすんでしまってます。
およそ50分ほど採集したあと何がとれたか分類にはいりました。
みなさん、結構いろいろ採ってきてくれました。 上の写真は真中がドジョウ、下がオオギンヤンマのヤゴです。緑色がきれいですね!
川から内部地区市民センターへ戻って最後に調査のまとめをしました。 「きれいな水」に棲む生き物が採れた反面、「たいへんきたない水」に棲む生き物もたくさんとれてしまったので、水質判定は「たいへんきたない水」になってしまいました。
この場所でちょっと気になる生き物が確認できました。 下の写真の「アメリカツノウズムシ」です。
ちょっとゴミなどが写ってしまっているので醜いのですが赤丸のところの部分が反り返ってツノのように見えるのが特徴です。 在来種のナミウズムシと比べ、大きくて水質の悪いところを好む様です。 ウズムシが見つかったといって水がきれいだ!と思う前に、今一度見直した方がよさそうです。 文献によると2003年にお隣愛知県の碧南市ではじめて見つかったようです。 この種も外国から輸入された熱帯魚や石、砂利などに交じって入ってきたみたいです。 ちょっと考えさせる生き物との出会いでした。
さて調査結果がまとまり、勉強会が終わったあとはなんと! 社協の人たちがカレーライスを作ってくれてました!
大人げなくおかわりさせていただきました! おいしかった! ごちそうさまでした!!
ちょっと天気が心配でしたが、無事終わることができました。 内部地区市民センターのみなさま、環境学習センターのスタッフのみなさま大変お疲れさまでした。次回もぜひよろしくお願いします!
今回の内部川水中の様子です。 画質は悪いですが、アブラハヤやタモロコなどの稚魚が沢山泳いでいるのがわかりますね。
内部川の水中の様子