海月美紗のしょうかっこう

小確幸とは 小さいけれども確かな幸せ という意味
何気ない毎日の中で 小さな幸せを見つけたいと思います

キンシバイと仲間たち

2024年06月18日 | 

梅雨時に咲く、鮮やかな黄色の花。

キンシバイとその仲間たちは、みんなオトギリソウ科の植物たち。

 

 

 

△オトギリソウ(弟切草)

鷹匠の兄が、秘伝の薬草を弟が密かに洩らしてしまったことに激怒して、弟を切り捨ててしまったという伝説に由来。

日当たりのいい草地に生え、7~8月に淡黄色の花を咲かせる。

アレルギーや切り傷を治す効能があると古くから言われている。

 

 

△キンシバイ

たくさんの黄色のおしべを「金の糸」に、5弁の花を「梅」に見立てて、「金糸梅」。

6~7月に直径3~4cmの黄色い花をつける。花びらは5枚で、カップ状に半開きで咲き、大きく開かない。

 

 

△タイリンキンシバイ(大輪金糸梅)

ヒペリカム・ヒドコート

5~7月に直径6~8cm、キンシバイよりも大きな黄色い花を上向きに1個つける。花びらは5枚で、キンシバイよりも大きく開く。

 

 

△ビヨウヤナギ(未央柳)

6~7月に直径4~6cmの黄色い花を1個~数個つける。花びらは5枚で平開する。おしべが花弁より長く、ふわっと内側にカーブして伸びる。

 

 

△コボウズオトギリ(小坊主弟切)

ヒペリカム・アンドロサアエマム

5~7月に直径2~3cmの黄色い花を咲かせ、花が散ると赤い実が残る。

 

 

運転していても、道ばたの鮮やかな黄色と緑が目を引く。雨上がりは特に。

キンシバイの仲間たちは、目立つ色なのに派手さがない。近づいてよく見れば、たくさんの細くて長い雄しべの繊細さに見とれてしまう。

他にセイヨウキンシバイという種類があるというが、まだ実物に会えていない。いつ、どこで会えるか…

 

2024.9.28  追記

慈恩寺テラスの駐車場にて

彼岸花を見に行ったらキンシバイがまだちらほらと咲いている。何気なくのぞいたのに、これは西洋キンシバイ! 忘れた頃に出会えるんだ、なんてHappy !

 

 

コメント
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