村田を経由して山形の慈恩寺までは約120km、山形道を使って約2時間。
9月も月末だというのに、今日の山形は最高気温28℃とか。
仁王坂にて
最上院のあたり
山門と本堂
本堂は2年間にわたって萱葺屋根の全面改修が進められてきた。工事はまだ完全には終わってはいないらしく本堂の拝観はできない。
真新しい茅葺き屋根は目を見張るほど見事! クラウドファンディングで370万円は集まったというが、実際にはいくらかかるものなのか…
お金も大変だけど、これほどの茅葺きを再現させる技術! 後生に残さなくちゃいけない史跡・伝統なんだと改めて…
現在の慈恩寺の本堂は江戸時代に再建されたもの。パンフでは、仏堂と神社の意味から「堂社」と表現している。
たたずまいは確かに神社の雰囲気がある。神仏習合のごちゃ混ぜ感は居心地がいいと私は思う…
鐘楼と山門、三重塔
慈恩寺は本堂を中心にたくさんのお堂が建ち並び、院や坊と呼ばれる僧侶の住まいが取り囲んでいる。
江戸時代の慈恩寺は3ヶ院48坊で構成される巨大な組織だったということ。現在は3ヶ院17坊、立ち入り禁止になってる。
華蔵院のあたり
宝蔵院のあたり
宝徳寺のあたり
慈恩寺には何年か前にも来て彼岸花を見たことがある。今年は、きれいに咲きそろって、でもまだつぼみも見られて、一番いい時期に来られた。
間近から撮った彼岸花は格別に美しい。でも、遠景の彼岸花も、田んぼの畦や道ばた、お地蔵様の近く、庭の片隅… 風景との調和がすごくいいと思う。