ウェネトさまの館

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「丸山清人 個展 THE銭湯富士~伝説の背景画絵師~」(リトルハイ)

2016年01月13日 00時06分46秒 | 展覧会・美術関連

GALLERYリトルハイ「丸山清人 個展 THE銭湯富士~伝説の背景画絵師~」を観たのでございます。
http://www.little-high.com/?tsch=%e2%97%86%e3%80%8c%e4%b8%b8%e5%b1%b1%e6%b8%85%e4%ba%ba%e5%b1%95%e3%80%8d-2016%e5%b9%b41%e6%9c%888%e6%97%a5%ef%bd%9e1%e6%9c%8818%e6%97%a5
(写真撮影とブログ掲載は許可を得ておりまする)


銭湯オヤクソクのペンキ絵は、約100年前に初めて描かれたそうな。
最盛期(1970年代)には都内だけで2500軒以上あった銭湯も減少し、昔から現役で活躍している銭湯ペンキ絵師も今ではたった2人なのだとか。

そのおひとりの丸山清人は、18歳から60年以上描き続け、現在80歳でございます。

ペンキ絵では「空塗り3年、松の木10年、富士は一生」というほど富士を描くのは難しいとか。
本展では銭湯の壁ではなく、アクリル板にペンキで描かれた富士が約30点。
実際に浴室にも飾れるそうですぞ。


銭湯富士がミニサイズになっておるのが楽しゅうございます。
光が反射して観辛いですが、小さいサイズの中でお気に入りの3点。
ペンキでこのグラデーション、綺麗ですのぅ。


こちらはちょっと変わった浮世絵風。


用いるペンキは主に、黄、赤、群青、紺、白の5色。
ミニサイズのペンキ絵を描くのも大変そうですのぅ。


展示の直筆ペンキ絵が、9000円からというお値段も嬉しい驚き。
売約済になっている作品でも予約注文可能で、会期終了後に同じ感じで描いて下さるそうな。

わたくしも楽しくて1つ購入いたしましたが、どれを選んだかはまだ秘密じゃ。
手元に届いたら、またお披露目いたしまする。

こちらは昭和27年の「入浴者心得」 ちと笑ってしまいましたぞ。


丸山清人がペンキ絵を手掛けた、中野の銭湯の案内もございます。
入りに行ってみたいものよのぅ。


ご本人は在廊されておらず、お話をお伺いできなかったのが残念でありました。
ライブペインティングをあちこちでなさっているそうなので、機会があれば観てみとうございます。

ギャラリーの方によると、銭湯富士は関東にしかないそうな。
意外でしたが、言われてみれば関西や、ましてや北海道や九州からは富士は見えないですからのぅw

会期は1月18日まででございます。


ペンキ絵師と言えば・・・
お伴のEは、もうおひとりのペンキ絵師・中島盛夫の制作現場を観た事あるのでございます。

2013年7月、埼玉県和光市の銭湯「浩乃湯」で、中島盛夫がペンキ絵を公開制作なさるとの情報に、電車とバスを乗り継いで観に行ったのでした。

Eはペンキ絵制作現場を見たのも初めてなら、昔ながらの銭湯を見たのも初めてで、たいそう興味深かったとか。
銭湯内も撮影可で、制作現場を撮った写真がこちら。


脱衣場の広告もレトロ~


後日入りに行こうと思いつつ、2年以上も経ってしまったとか。
わたくしも入りとうございますが、やはりウサギ女神は入場不可ですかのぅw