昨日の日記の続きでございます。
銀座で回ったギャラリーの3つの展覧会話をば。
LIXILギャラリーでは、2つの展覧会開催中。
GALLERY1では「WASHI 紙のみぞ知る用と美 展」
http://www1.lixil.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_003551.html
江戸時代以降、日本で和紙が広く作られ用途は広がり、様々な生活道具が生み出されたのでございます。
本展では、木、布、皮などに代用された紙製品約80点が、以下の4つの生活場面のコーナーに分けられ展示。
【衣】まとい携帯する
【食】量産できる身近な素材
【住】八面六臂の働き者
【遊】豊かな表情を愛でる
展示は東大寺「修二会」の紙衣から始まって、細い紙縒りにして編んだ襦袢や草履や籠、行燈、提灯、椀、焼き物にしか見えぬ特大茶壷や雑穀入れ、大型の犬筥やミニチュア鎧兜などなど。
素材が紙と言われなければ分からぬほどの、当時の加工技術の素晴らしさに驚いたのでございます。
会期は2月25日まで。
GALLERY2では、クリエイションの未来展 第10回 宮田亮平監修 「みなの衆-東京藝術大学鍛金研究室で学ぶ-」
http://www1.lixil.co.jp/gallery/contemporary/detail/d_003631.html
(会場内写真撮影可)
2期に分かれた展示の第1期で、監修者・宮田亮平と、東京藝術大学鍛金研究室で学んだ金工作家11名、計12名の作品が展示されてございます。
一部載せまする。
★宮田亮平《シュプリンゲン 飛》
★安藤泉《草原散歩》
安藤泉の作品、以前から好きなのじゃ。
ブリヂストン美術館近くの交差点のビルにいる、王冠被った大きなキリンも大好きな作品。
ちなみに5年以上前に撮った写真ですが、こちらのキリンでございます。
★永見文人《春風のシンフォニー》
何だか好きな作品。
★原智《魚々子象嵌花器「月蛍」》
★丸山智巳《Boxer》
★手銭吾郎《Flexible》
★相原健作《夜明け》
迫力ありあり。喰われそうじゃが顔は可愛いのぅ。
会期は2月25日までですが、第1期は1月19日まで。
1月21からの第2期は、違う作家の作品が展示されるので、再訪する所存にござります。
そして楽しみにしていた、スパンアートギャラリー「Miniature Doll & Drawing Show 空間に遊ぶ小さなアートたち」
http://www.span-art.co.jp/exhibition/201701dd.html
12名の人形作品と、7名の絵画作品。
小さめサイズばかりなのもツボでございます。
お気に入りの中から、3点だけ挙げておきまする。
★かな《猫ずきんちゃん》
ぷっくりほっぺにちょっと困り顔も、青い猫ずきんとドレスもめちゃ可愛い。
連れ帰りたくてジタバタいたしましたぞ。
★神原由利子《シルクハットの少年》
5体それぞれたいそう美形ですが、特にクールなお顔にウサ耳帽子のギャップも萌えな少年がお気に入り。
★Qeromalion 鳴力《アコースティックアリア》
アリアシリーズの4体のうち一番左、白い肌にブロンドヘア、黒地にピンクの水玉ドレスの女の子が特にお気に入り。
日本の作家だけでなく、今まで知らなかった韓国の作家達の人形も良かった。
写真撮影不可が残念ですが、ギャラリーのfacebookに展示風景が出ております。
https://www.facebook.com/spanart/photos/?tab=album&album_id=1254238624656798
会期は1月17日まで。