Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

ドストエフスキーとの59の旅

2010-12-12 09:23:15 | 日記
文豪トルストイに対峙するのは、フョードル・ドストエフスキー、読んでみました。「カラマーゾフの兄弟」の新訳でベスト・セラーになり毎日出版文化賞特別賞を受賞し、センセーションを巻き起こした亀山郁夫の自伝的エッセイです。ロシア語などを専門にしようとする人には、何らかの切っ掛けがあると思う。彼は13歳の夏、ドストエフスキーの「罪と罰」に出会い、「青年が金貸し老女を殺す場面に何かしら性的といってよい猛烈な興奮を覚えた」と書いています。その時から彼のロシアへの道が始まったらしい。その59のエピソードが綴られている。簡潔な文章にぐいぐい引き込まれ、あっと言う間に読んでしまった。1984年、ソ蓮に渡り怖い思いをした事や諸々の体験を積んで新訳「カラマーゾフの兄弟」にたどり着いた。その過程が良く解った。