昼食にグラーシュが出ました。牛肉のトマトソース煮込みです。ハンガリーからドイツ、オーストリアへ伝わった。そう、ハンガリーで食べた事がある。パプリカの香りがよく牛肉は柔らかく美味しいシチュウです。コロッところがっているのはダンプリング。挽肉の入った蒸しだんご。これをくずしながらいただきます。旅行中でこれが一番美味しかったかしら?もう少し格好よくお皿に盛ればいいのにね。
モーツアルト・クーゲルンを買いに行って、シュトーレンを見つけました。大小のシュトーレンがウインドウに並んでいます。シュトーレンが欲しいと言ったら「何グラムの?」と聞かれた。目方なんですね。面倒なので「Small One」と応えたが、6.9ユーロ。ケーキ屋さんのシュトーレンはやはりケーキ屋さんの味です。真っ白に粉砂糖を被り銀のリボン,エレガントですが、パン屋さんのシュトーレンの方が素朴で民族的な香りがして良いと思った。
モーツアルトの肖像のついた丸いチョコレート、モーツアルト・ク-ゲルンは1890年このカフェ・フュルストで作られたそうです。オリジナルは銀色です。1個1ユーロ、少々お高いので自分用に3個だけ買ってみました。手作りらしく中のマーブル層が規則正しくない。甘すぎて…ね。何処にでも売られている金色のクーゲルンの方が甘さよりスパイスが効いて、好き。
アルター・マルクト広場に面して、創業1705年、オーストリアで最も古いカフェがあります。カフェ・トマセッリ。カラヤンは勿論、モーツアルトも訪れたそうです。短い自由時間、 マーケット廻りに費やしてしまったが、コーヒーを飲んできたという賢い人もいました。
ハートの形をつけたりんごが見えます。日本でも”寿”などの字を貼って育て、付加価値をつけて販売している産地がありますね。日本人の考えと笑っていたのですが、おやおや此処でも…。良く見るとダブル・ハートです。