スペイン領のカナリア諸島の本がなくて、他市の図書館から借りてもらった。著者はかつて領事をしていた。アフリカ北西部の沖合い115キロの大西洋に浮かぶカナリア諸島は、七つの島から構成されて大きな島はグラン・カナリアとテネリフェ島。冬は17℃夏は23℃という抜群の環境のよさ、清潔な街並み医療機関の水準の高さ、風土病は皆無、戦争もクーデターも社会不安もないパラダイス?世界で最も気候の良い都市はグラン・カナリアのラスパルマス市と言われています。テネリフェ島は空気の清浄さが抜群で作家オスカー・ワイルドの医師の父は結核患者を治療するため19世紀テネリフェ島に長期滞在していた。今は日本のマグロ漁船が四百隻近く此処の島に基地として寄港している。美しい声で鳴くカナリアは島原産の小鳥の”フィンチを”カナリア”と呼ぶようになったそうです。「歌を忘れたカナリアは後ろの山に捨てましょか…」と童謡にあるが鳴くのは11月から3月までの求愛期間だけで、しかも雄だけだそうですね。