季節ものの栗を使った”栗のクレープ”です。クリームは勿論、ソースにも栗を使ったそうです。コーヒーも付いています。サービスする学生たちの真摯な態度はとても気持ちがよく、レストラン”ティファニー”は豪華ではないけれど目的や夢を持った学生たちの真心のこもったお料理やサービスは一所懸命さに溢れ、素朴で誠実で心から拍手を贈りたいと思った。
メイン料理は”カレイのフリット、オレンジソース”。オレンジでカレーの匂いを消し上品な都会的な味に仕立ててある。酸味を際立たせスタイリッシュな素敵な一品です。厨房では帝国ホテルのかつての大先生、村上先生に似た古参の先生が指導しています。
まず前菜”鶏と野菜のテリーヌ田舎風”とても美しくてナイフを入れるのが勿体無いくらいです。ジュレや鶏のマッシュも自然に近い美味しさ、塩分控えめ優しい味で何といっても美しい。ジュレの上にほんの少量ですがキャビアがのっています。凄いですね。
当市に50年あまり続くプロ養成の料理学校があります。将来シェフやパテェシエになりたいという若者が高度料理経営学など本格的に学んでいる。月に数回彼らのお料理を提供している事を知り行ってみました。目標に向かって学んでいる若者が学生レストラン”ティファニー”をオープンしリーズナブルなお値段で(税込みたったの1200円)日本料理、西洋料理、中華料理を提供しています。