じ…は滋の偏を食に変えた字ですがIMEパットになく書くことが出来ません。干し柿、梅干、松茸、銀杏、水菜の天婦羅です。梅干は塩抜きをし、干し柿にはわさびを挟み、水菜には薄いピンクの紅生姜を混ぜて工夫してあります。干し柿にわさびなんてお洒落で甘いと辛いでとても合います。大皿で供され個々に取り分けました。大皿には稲穂の揚げた美しい花が咲いていましたよ。
ほうれん草、さつま芋、こんにゃく、人参、牛蒡、梨の白和えです。さいころ切りの梨が入り珍しい。さつま芋はくちなしで色付けし、ベースのお豆腐には落花生が練り込まれ味を濃くしています。こうして落花生をお料理に使っても良いものですね。
蓮根、牛蒡、人参、椎茸、さつま芋、大根など料理に使った野菜の屑を使った葛煮と言う事ですが。精進料理ですから無駄なく材料は使い果たすという信条からこうした料理が生まれたらしいのですが、手の加えられ方、細工は並ではありません。宝石箱(使いたくはないけれど)を開けたよう、わくわくして頂いた。
菊花株、落花生団子、りんごの寒天寄せ。落花生も甘皮ごと潰しているので小豆のお団子のようにみえます。茹で落花生を潰すなんて考えた事もなかった。当地では落花生も盛んに作られているのでよく茹でて食べます。りんごはすりおろし色が変わらないようにして寒天寄せにするのでしょう。簡単そうですが、考えただけで眼がまわる。
まず”茶果(さか)”と言う煎茶とお菓子がでます。水出し煎茶だそうですがその苦味の無い酷、甘さ、美しい緑、素晴らしいお茶だと思った。(でも一口しかないの。お茶碗の底の模様が見えるものねえ)100%栗の羊羹は渋皮煮を形にしたようなもの。
お隣の町に西願寺と言う禅宗三派の一つ黄檗宗のお寺があります。黄檗宗は中国明代末の高僧隠元禅師が江戸時代来日し開宗し「人間が生まれながら持っている仏心を座禅を行う事によって自ら見出し仏陀と同じ境涯を体得させる」と言う臨済系統の流れだそうです。貞享3年(1686年)香洲禅師がここ愛鷹山麓の台地に創建され、7代まで継承されて来ましたが、天保8年(1837年)無住寺となり、嘉永2年(1849年)再興され現在8代目と言います。
宗祖隠元禅師が伝えたと言われる普茶料理を期間限定で提供しています。お友達Kさんのご主人がご馳走してくださることになりました。普茶料理は中国風精進料理で黄檗宗にのみ伝えられているそうです。細工の混んでいる素朴なしかし美しい料理は見事です。次にご紹介しましょう。
宗祖隠元禅師が伝えたと言われる普茶料理を期間限定で提供しています。お友達Kさんのご主人がご馳走してくださることになりました。普茶料理は中国風精進料理で黄檗宗にのみ伝えられているそうです。細工の混んでいる素朴なしかし美しい料理は見事です。次にご紹介しましょう。