何回観ても感動する映画です。私の最も好きなロバート・レッドフォード(現在の彼はおじいさんになって皺くちゃになり甘いマスクは何処へ?)とメリル・ストリープ。円熟味を増した二人の競演を観る事が出来、いつも見入ってしまう。原作アイザック・ディネーセンの”アフリカの日々”(Out of Africa")も勿論、常に二人をイメージして読んだ。広大なサバンナの美しい風景も然ることながら贅沢や肩書きのヨーロッパの習慣より雄大な土地で自由で素朴なアフリカの生活を好み、お互い好きになったのに孤独が好きだと離れていってしまう彼…何とも悲しくて胸が痛くなる。飛行機事故でサバンナの土となる彼デニスを彼女は涙を堪え、”神様デニスの魂をお返しします”…と言って別れを告げる。遣りきれない悲しさだけれど納得の行く物語です。