一見焼きそば風ですが、ところが驚くなかれメインの材料は切干大根。先日、新聞に載ったレシピです。豚のばら肉100gを炒め塩胡椒をする。人参半本、玉葱小半個を加えしんなりするまで炒めます。40gの切干大根を水でもどし軽く絞って加え油がなじんだら、そこへウスター・ソース大匙3みりん大匙1を入れ汁気が無くなるまで炒める。味をみて胡椒と塩で仕上げます。当にしゃきしゃきする焼きそば…驚いたぁ。身体にもいいですよね。私は干し桜海老を少し入れたので上等の焼きそばに。
心身共にダウンしていたが膝の具合が少し良くなり二ヶ月ぶりにウォーキングへ出かけた。少し涼しくなり早朝は気持ちがいい。胸のわだかまりも森の深い緑、澄んだ空気、肌に触れる涼やかな風にとても癒された朝でした。それに加え神は贈り物まで下さった。2、3分でご覧の通り。大きな粒はJAで見かけるぐらいのもの。味が濃く甘くてどれもほくほく、肥料を施す訳でもなく虫を退治するのでもなく、自然って凄い!これぞ"栗”です。”孤高に生きる”ウォーキングしながら改めて己に言い聞かせた朝でした。
暑い夏日が続いているのにもうお節?いやですね。次女が過日北海道へ行って、いろいろ美味しい物を食べて来たらしい。礼文島のウニがそれはそれは美味しかったと言い、グルメの彼女でもこんな美味しいウニは初めてと言っていた。新千歳空港で礼文島の海鮮おせち”島の人”と言うブランドのパンフレットを貰ってきた。礼文島の素材にこだわり、島の人ならではの味を追求している…と言っている。そこにおせちの試食の案内があり取り寄せてみた。13品目。お刺身ホタテの白、赤が最高に美味しかった。甘くてとろけた。次にたこのやわらか煮、軟らかくかつ旨味がありぶつ切りが食べ応えがある。その他おせちの定番が入っていたが、海のものはやはりランクが上の感じです。今年はこれに決めようか…なッ?
大正9年初版の漢字のくづし方の辞書のようなものです。昭和4年には三刷りを出している。約90年も経つ古書ですね。東京日本橋蠣殻町三水社発行と書かれている。価格は六十銭。製本教室の先生が古書販売で見つけた。それを綺麗にばらして貸して下さりコピーし、教室の皆で個人の好みの本に再製しました。和紙でなくコピー紙でしかも2.5cm余りある厚さ、それを和とじにしたのです。表装の残り布を頂いてあったのでそれを使いました。辞書ですから引き易いよう表紙は厚ボール紙でなく薄い画用紙にしサックも作った。素敵でしょ?毛筆が達者だったらいいのになあ。
先日、朝日新聞で森鷗外の「舞姫」のモデルと言われたエリスの写真が見つかった記事を読んだ。これはその経緯をミステリーもどきに追求したものです。一介のベルリン在住の主婦(専門家ではない)が堪能なドイツ語を駆使して、州や教会の公文書館へ何回も通い、苔むす墓地を訪ねエリスの足跡を追った結果です。学者が書くものとは違って、一般的な目線で書かれ世俗的な面もあり理解しやすく面白かった。しかしその情熱たるや怖ろしい程、こんなに打ち込めるものがある事を羨ましく思うし彼女の意志の強さに敬服です。N大で聴いたT先生の「舞姫」の学問的考察は難しかった。鷗外の妹喜美子の証言によると「舞姫」は事実を多く含む作品であったと言う。鷗外を追って日本へやって来たエリスを森家は追い返したやに聞いたが、いろいろサポートした事が解り慰められた。そして時代に翻弄されながらも二人は純愛に生き、人生を終わったと言う著者の見解を少々強引だが私も納得したい。
”松茸ご飯が食べたいなあ”天から声が聞こえてきます。季節になると夫はリクエストしていた。勿論外国産の松茸で炊きます。いつもカナダ産を使うが今年はアメリカ産。オレゴン州のユージンより南東部の山で採れ、自然環境は抜群に良く、オレゴン州がしっかり管理をしているそう。肌が白く香りが強い。昆布と鰹節で出汁をとりお酒お醤油で味をつけ、お揚げ一枚。私は炊き込みご飯は必ずもち米を4分の1加える。もちもちご飯にシャキシャキ松茸…暑い夏を耐え抜いた後の秋の楽しみ。