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お好み夜話-Ver2

死は存在しない

4年前にアキバの三井記念病院に入院していたとき、4人部屋の同室の患者が次々と退院して1人になって、個室状態な病室で退屈していたところへ「投げちゃん」が面会に来てくれた(((o(*゚▽゚*)o)))♡

 

彼女と話して癒された患者はその夜は早々と寝つくことができた。

 

0時を回った頃だったろうか、突然眩い光が閉じた瞼を貫いて差し込んできた。

 

ピンポイントでこの目を照らす光はサーチライトのようではあるが、それよりは穏やかで輝くような白色で暖かみがあった。

 

とはいえ、こんな時間に煌々と灯りをつけてなんだと危ぶみ、薄っすらと目を開けて病室内を見たが、室内は暗く枕元のライトも消えていて誰も居なかった。

 

訝しみながらも再び目を閉じて静かに呼吸を繰り返していると、また光が、仰向けに寝た頭の後方から照らしてきて、それがキラキラと明滅を繰り返したと思ったら高速で流れてゆく光の筋になり、

寝ているのに浮遊しているような感覚に支配された。

 

高速で吸い込まれていくような光の筋の先に、ひときわ眩く輝く太陽が見えたと思ったら、


パチッとスイッチをOFFにしたように暗転し、漆黒の中に漂っていた。
 

闇の中に小さく瞬いているのは星々だろうか❓

 

ふと視界を下にすると、ベッドに横たわっている自分が見えた。

 

仰向けに目を閉じて静かに寝ているように見える。

 

寒くもなく暑くもない、痛みも不安もなく、安らかで穏やかな感覚、ただ少しこの状態に戸惑いつつもこのままでいたい、と思った。

 

どれくらい経ったのか❓  一瞬だったのか❓ 

 

目を開けると朝になっていた・・・。

 

 

4年前のその体験をもう一度したいと思っていたが、入退院は不本意ながら何度も繰り返せど、激痛に朦朧としたことは多々あれども、あの体験、幽体離脱❓が訪れることはなかった。

 

ところが、

 

昨年の暮れ12月28日、昼間MRIを病院で撮ったその日の午前0時頃、再びあの光を感じた。

 

前回と同じように、仰向けに寝た頭の後方から穏やかで暖かみのあるまばゆい光が照らしてくる。

 

しばらくその状態に身をゆだねていたが、抑えきれない好奇心で目を開け、室内と枕元のスタンドが消えていることを確認してまた目を閉じた。

 

そして呼吸を整え、高速の光の筋が訪れるのを待った。

 

光の筋を跳んで太陽の先へ行ってみたい、肉体という殻を脱ぎ捨て意識を開放してみたい・・・・・・・。

 

ガッツリ寝ていた・・・💤

 

 

まだ、お呼びでないのか❓

それ以来寝るたびに思うが、光はやってこない。

ふと思い出して棚のDVDの中から取り出したのは、


2004年12月に劇場公開された「ULTRAMAN」。
 
TVシリーズ「ウルトラマンネクサス」の5年前の物語として描かれる本作の中で、主人公「真木=別所哲也」が赤い発光体と遭遇して光の巨人と融合するシーンが観たかったのだ。
 
上記の2つの画像がそれで、驚くほどこのポンコツの体験と似ている!(◎_◎;)
そして「ネクサス」と融合するのだが、いくらウルトラ好きだからって同じような体験をするわきゃーないやね( ̄ー ̄)

だが、以前この映画を観ていたから似たような体験と感じているのか、それとも・・・。
 
 
気にはしててもどうにもならない想いを抱いて、歩きに出たついでに本屋へ立ち寄ってふと目にとまったのが⬇️
死は存在しない 最先端量子化学が示す新たな仮説」「田坂広志」著。

 
その帯には、
 
『かつて、「死後」についてこのように語った本があっただろうか』
 
『この宇宙のすべての情報を記憶する「ゼロ・ポイント・フィールド」』
 
『人類数千年の謎 その答えを求め』
 
とあり、表紙をめくったそでの部分には、筆者が『次のような「問い」を抱かれた方々に読んで頂きたい』と、
 

・「死」を直視すべき時を迎えている方々

・「科学」にも「宗教」にも疑問を抱かれている方々

・最先端量子化学の「仮説」に興味を持たれた方々

・人生で「不思議な体験」が起こる理由を知りたい方々

・肉親の「死」について切実な思いを抱かれている方々

・「死」についての思索を深めたい方々

 

以上の7つが書かれていた。

ふ〜ん、なんというタイミング、ウルトラな体験をしたしたばかりのこのポンコツに打ってつけの本ではないか‼️

 
で、ためらいもなくお買い上げして、読んだ、アンダーラインを引いた、要点を書き出してみたりもした、なるほど🤔
 
 
量子化学なんていうとしちめんどくさいと思うかもしれないが、文章は平易で、むしろ疑い深い人はトンデモ本みたいに考えるかもしれないが、著者「田坂広志」のプロフィールを見れば、唯物科学を歩んできた工学博士(原子力工学)であり名誉教授であり、シンクタンクの代表で内閣官房参与だったりするので、オカルト雑誌「ムー」に寄稿するような人ではないと思える。
 
なにより、「ゼロ・ポイント・フィールド」ちゅうのが気になる。
 
読む前にザッと考えたウルトラな体験をしたポンコツは、「シン・ウルトラマン」で「神永新二」が残した論文にあった『β-system』のウルトラマンや外星人の巨躯が保管されている「プランクブレーン」のようなものかと考えた。
しかし読んでみるとまったく違う概念で、「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」というのは要約すると、
 
『宇宙に不変に存在する「量子真空」の中に「ゼロ・ポイント・フィールド」(エネルギーの減衰が起こらない)と呼ばれる「場=ゼロ・ポイント・エネルギー」があり、宇宙の全ての情報(波動情報、全意識の情報)が「記録」(ホログラム原理)されている、という仮説・・・「記録」された情報は永遠に残り続ける』
 
ということで、この仮説に立って考えると所謂「不思議な体験」・・・直感、以心伝心、予感、予知、占い的中、シンクロニシティ、コンステレーション、臨死体験、幽体離脱が、超能力、超常現象、霊現象のような「ブラックボックス」的なものでなく受け入れられてしまうのだ。

 

さらに著者は映画や本を引いてわかりやすく説いてくれ、何度も観たり読んだりしているのにイマイチしっくりこなかった「ソラリスの陽のもとに」


や映画「惑星ソラリス」、「2001年 宇宙の旅」「幼年期の終わり」

をなるほどそーゆーこと🤔💡 と思わせてくれる。

まさに『人類数千年の謎 その答えを求め』になるのだが、人という殻の中にいる以上、

【究極の問い】

・なぜ量子真空は138億年前この宇宙を生み出したか

・なぜ量子真空は量子真空のままであり続けなかったのか

・なぜこの宇宙は悠久の旅を続けているのか

・私とは何か

・この世界とは何か

は永遠に「問い」のままであり続けるのだろう。

 

この「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」によれば擬人化した白髭の老人みたいな神様とか地獄や悪魔も、人が数千年も前に作り出した宗教の政治利用とすんなり腑に落ちるし、因縁とか怨念がオンネンとかいう御託も愚かな人の心根が作りあげた妄想だとわかるだろう。

 そしてまあ結論としては、肉体の「死」が訪れたとしても、精神=意識は「ゼロ・ポイント・フィールド」に移って永遠に存在するということで、つまり「死」=「無」ではないということらしい。

そして、ネガティブな心を持っていると「ゼロ・ポイント・フィールド」のネガティブ意識にアクセスしやすくなってしまって、良くないコト・モノ・情報を引き寄せてしまうから、逆境の時ほどポジティブに、何があってもポジティブでいるということが大切だと説く。

さらに筆者は、現代科学の限界は人類発祥の時からある不可思議な出来事を証明できず、古代からの宗教の教えが示す真理が限りなく「ゼロ・ポイント・フィールド」を言い当てていることから、これからは科学と宗教の垣根を超えて真理を探究していくことが世の平和に繋がるという。

ふ〜ん、般若心経の「色即是空 空即是色」をやっとこさ少し理解できたかも。

 

するってぇと、このポンコツが光の体験をしたことも、この本に出会ったことも、「ゼロ・ポイント・フィールド」にちょこっと繋がったからかもしれん。

だけどその先へ進めないのは、このポンコツがポンコツたる所以で、それ以外のさしたる意味はないのかもしれず・・・。

 

嗚呼、このポンコツにはまだ「ゾーフィ」のお迎えはないのだなぁ。


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コメント一覧

uramog2022
👼 👿👽(Y)o¥o(Y)
SHOCKER下級構成員
内容が難しく理解不能です
ソラリスの海は何故かトローリしているとか
SFではなく哲学書の様でぇ〜
まぁ いいけどネ^_^
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