1回目、TOHOシネマズ日比谷にてIMAXレーザー 上下左右で涙を拭う老若男女あり
2回目、TOHOシネマズ日比谷にてTCXドルビーアトモス オタクっぽいお兄ちゃんが鼻をすするのを見る
3回目、TOHOシネマズ錦糸町楽天他にて通常版 およそゴジラファンには見えない左右の中高年が目元をぬぐう気配
そして4回目、TOHOシネマズ上野にてモノクロ版 ガチのゴジラファンらしき顔ぶれで劇場内は咳きの音もない
お見事、「山崎貴」監督 素晴らしい‼️
はじめからモノクロで制作されたかなような出来栄え、CGで描かれた東京の焼け跡や銀座の街並みなどがよりリアルに、秀抜なのが海のシーン、波しぶきにグッときちゃう。
神木くんと浜辺美波ちゃんの芝居も陰影が出て良いよねぇ、それにお馴染みの伊福部ゴジラと佐藤直紀のスコアが融合して染み込む、まだ初見の人もカラー版より先にこちらを観ても滂沱かもしれない。
ま、このオヤジの泣きどころは銀座を襲撃するゴジラ登場にあわせて低く奏でられるお馴染みの金管に続いて「マハラ・モスラ」が流れるところと、「海神作戦」で流れるゴジラのテーマから「キングコング対ゴジラ」の「ファロ島の祈りの歌」に続いていく旋律で、もちろん異論のある方はいるだろうが、オヤジ的にはうま〜くアレンジされていてグググッときちゃうのだ。
かつて新作公開中のゴジラ映画を4回立て続けに観たことがあったろうか?
観終わってからすぐに、もう一度観たいと思ってしまう、昔の映画館なら朝から晩まで一歩も劇場から離れずに観続けただろう。
それにしても、銀座のシーンでゴジラを見上げている群衆の中に「橋爪功」がカメオ出演していたとしか思えないのだが、どうだろう❓
それから子役の「アキコ」が上手いし、「アキコ」待ちでねばった出演者もスタッフもえらいと思う。
いろんなオマージュが散りばめられていたけれど、金子修介監督の「GMK大怪獣総攻撃」ラストシーンとの相似は好きだ。
無敵の死なないゴジラ=荒ぶる神を卑小な人が一時的に葬るシチュエーションは、初ゴジの芹沢博士のような神をも恐れぬ兵器を発明した者は死で贖はなければならないが、名もなき人の身命を賭した行いは成就するのだ。
モノクロ版を観たあと、劇場を出る20代後半と思しきお兄ちゃん2人が「王道だ‼️」「すげえ王道で良かった」と口走っていたのが印象的だった。
本屋で数年ぶりに「ホビージャパン」を買ってしまった。
早くも初ゴジのオマージュ、国鉄カブリのシーンがディオラマ化されていた。
さすが情景王「山田卓二」👍
さてさてオヤジの予想だが、もし−1.0の続編を「山崎貴」監督が撮るとしたら時代は昭和34年、そう「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の時代。
あのオープニングに登場した、完成したばかりの東京タワーを放射熱線一発でなぎ倒したゴジラになって帰ってきてほしいのだ。
−1.0に伏線は数々散りばめられている、銀座に飛び散ったゴジラの肉片、放射能の影響で変異した生物(ゴジラ化した❓浜辺美波)などなど・・・、ああ楽しみ🤗