お姉ちゃん(注:実の姉のことで、夜のオネーちゃんのことではありません)に預けた鍵で勝手に我が家に入り、メシを喰い、屁をコキ、シャワーを浴びて屁をコキ、夜な夜などこかで大酒を喰らって朝帰り、野太い声でガッハッハッと笑い屁をコキ、あくびをして胃薬を飲んで屁をコキ、3年ぶりの東京で調子こいている。
昨年「伊達ももの里マラソン」の時に仙台で会った以来で、何の取り柄もないのは変わらずだが、髪をちょんまげにして、ますます「帝王」(注:国分町の帝王にして、彼のお父さ、いやオニーサンのことであります)に似てきた。
3日も居るのに、まだオヤジとは酒を飲んでおらず、1日ぐらい夜の予定を空けとけ言って、やっと昨晩モグランポにやって来て、急な呼び掛けに集まった新旧の常連さんと顔合わせした。
調子コキの肩車に不安げな「ショウちゃん」。
若手の新メンバーは、肥大化した調子コキ伝説に興味津々で、珍しい生き物を見るようにカウンターにかしこまっている。
新調子コキの「ハマちゃん」も借りてきた猫みたいに大人しく、新旧馬鹿野郎対決をするまでもなく貫禄負けの体だ。
職場の先輩だった調子コキがいなくなって、ヤカラ伝説を作っていた「シゲちゃん」も、「ファンタスティック・フォーの岩みてぇなヤツ」とコテンパンに言われ、シンガポールのオネェみたいにナヨナヨしている。
ワケあって生ビール2杯を守っていた「ヒトリモン先生」は、この夜ばかりは禁を破り、日本酒も飲んでスリープモードに突入した。
まともな人達はお帰りになった後、お約束どおり「碧夢」へなだれ込み、シンデレラの「ハマちゃん」も調子こけないまま深夜に。
当然のように帰れなくなった「サバ兄」まで付いてきて、我が家には深夜3時過ぎにご帰還。
宣伝の賜物というか、調子コキのために集まってくださったみんなに感謝
そして今夜で最後の夜というのに、またまた調子コキはどこかへ遠征していった。
はたして今夜は何時にお帰りになるやら
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