プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< タンタンの冒険 >

2012年05月23日 | テレビで見た映画。
上映していた時に、見ようかどうしようか迷って結局行かなかった映画。
結果的には――行かなくて良かった。

描かれているものとその描き方は大変けっこうなのだが、
単に道具立てを揃えただけでは面白い話にはならない、という見本。
海賊の因縁話に波乱万丈のアクション、インテリアや街並みのテイストも好みなのに退屈を感じた。
typicalを詰め込み過ぎたということなんだろうな。
シンプルな話は変にあれこれくっつけず、シンプルな話でかまわないのに。

だからもう少し脚本を練ってから作れよ、スピルバーグ。
たしかアンタは「スター・ウォーズ3 シスの復讐」でも同じことをやっていたぞ。
……あ、いかん。「スター・ウォーズ」はジョージ・ルーカスではないか。
御大2人とも、絵さえ動いていれば文句ないだろうといういい加減さに堕していないか?


CGは時々、実写かと思うほどだった。ここまで来ましたか、CGも。
そう、画面は相当にリキを入れて作っているのだ。それは楽しめる。まあ目玉ですから。
ただ幾分か画面が暗すぎた部分があるな。わたしはそれを手抜きと見なす。マイナス1。

クライマックスのカーチェイスは見事だった。
あれを作りたかったんだろう、スピルバーグは。
特にわたしは、ちょうどこのシーンの時に飛行機が乱気流に巻き込まれたもんだから臨場感満点。
まさに自分が飛んだり跳ねたりしている感じで見ていた。

最後は続編作る気満々の終わり方でしたねー。でもどうかなあ。
まあわたしは見ないな。よほど暇な時じゃないと。テレビの録画でも見ないと思う。
せっかく作るんなら、話をもう少し練ればいいのに……。
人材がいないわけじゃあるまい、ルーカスやスピルバーグの周りになら。






おや。それでもアマゾンでは意外にDVDが売れているな。
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