東北歴史博物館で6月9日まで開催中。
よくやった、東北歴史博物館!すごくいいエキシビだったよ!見ごたえあった!
――いやー、正直、東北歴史博物館のエキシビには一抹の不安があるのよ。
一抹の不安というか、もっとはっきりいえば信用していない。
せっかく行っても、いまいち見ごたえがなかったりするんだよなあ。
しかし喜んでください!今回のエキシビはとてもいいエキシビです!
宮城県美術館が長期休業中、仙台市博物館は長期休業がようやく明けたというのに
初っ端が企画展でショボイ、というなか、唯一の希望。
品数もいっぱい来てたし、サイズは比較的小さめだったけれども、全然不満はなかった。
そして歴史系を基本としつつ、美術系の展示もけっこう来ていた。
仏像とかアクセサリーとか金細工とか織物とか。アリガタイ。目の保養が出来た。
印象に残って写真を撮ってきたのは20個くらい。
そのなかで特にすばらしいと思ったものを。
「半人半馬像および武人像壁掛」
これは一目見て驚いたね。この立体感は一体どうしたことだ!?
むしろルネサンス以降の写実性を感じる。いただろうと思うもの、こういう人。
若い頃のヒュー・グラントをお相撲さん体型にしたような。
半人半馬像はつまりはケンタウルスだしねえ。いかにも西域の風貌。
ウイグル自治区、紀元前後2世紀。こういう東と西の間の歴史にはロマンがある。
「耳環 北魏5世紀」
緑のトルコ石とピンクの石がとても細かいアーガイル風な模様にデザインされていて、
これは現代でも十分通用するモチーフだと思う。可愛い。
「水晶の垂飾」
うす青い水晶のペンダントトップ。深い湖の水をそのまま固めたような美しい色。
これも現代で通用するなあ。お値打ち価格で売っていたら欲しいもの。
「吐蕃の金製飾り3点」
一番左の直径5センチくらいのブローチ?の粒金が細かくて!
たしかアイルランドのケルト文化の金製品の粒金が細かくて驚いた記憶があるが、
それよりも細かい。芥子粒みたいなサイズ。芥子粒ってあれですよ、
あんぱんについてたりするあれですよ。
真ん中の四角いブローチも素敵。細かくひし形の色石をつないで、2人の人物像を
マッチ棒人間みたいなデザインにしている。宇宙人みたいで可愛い。
「六花形脚付杯 唐8世紀」
スペインの金の象嵌細工を思わせるデザイン。精緻な狩猟図。
これもくれるものなら欲しい。
「莫高窟第57窟南壁の阿弥陀仏説法図 模写」
現代の画家による模写。これが現代画家のせいか、特に左側の観音が現代的で繊細で美しい。
淡いパステル調の色彩。あまり壁画でこういう色は見たことない気がする。
「菩薩像頭部 北魏6世紀」
飛鳥大仏の遠いこだまを聴くような造型。笑っている波目が可愛いのか怖いのか……
他に、唐三彩の数々の展示品。
レンガのごときセンの数々。
織物系は色彩もデザインも美しいものが多かった。
楽器のミニチュアも良かった。
ソグド文字の文書は、右から左に書かれていると説明されていたが、これって縦書きなの……?
会場は若干混んでいたけど、見られないほどではなく。
いや、いいものを見せてもらいました。満足満足。
願わくば次もこのレベルのエキシビを見せてくれんことを。
ちなみに次のエキシビは「和食」、
次の次のエキシビは「多賀城1300年」。
どうなりますか。
よくやった、東北歴史博物館!すごくいいエキシビだったよ!見ごたえあった!
――いやー、正直、東北歴史博物館のエキシビには一抹の不安があるのよ。
一抹の不安というか、もっとはっきりいえば信用していない。
せっかく行っても、いまいち見ごたえがなかったりするんだよなあ。
しかし喜んでください!今回のエキシビはとてもいいエキシビです!
宮城県美術館が長期休業中、仙台市博物館は長期休業がようやく明けたというのに
初っ端が企画展でショボイ、というなか、唯一の希望。
品数もいっぱい来てたし、サイズは比較的小さめだったけれども、全然不満はなかった。
そして歴史系を基本としつつ、美術系の展示もけっこう来ていた。
仏像とかアクセサリーとか金細工とか織物とか。アリガタイ。目の保養が出来た。
印象に残って写真を撮ってきたのは20個くらい。
そのなかで特にすばらしいと思ったものを。
「半人半馬像および武人像壁掛」
これは一目見て驚いたね。この立体感は一体どうしたことだ!?
むしろルネサンス以降の写実性を感じる。いただろうと思うもの、こういう人。
若い頃のヒュー・グラントをお相撲さん体型にしたような。
半人半馬像はつまりはケンタウルスだしねえ。いかにも西域の風貌。
ウイグル自治区、紀元前後2世紀。こういう東と西の間の歴史にはロマンがある。
「耳環 北魏5世紀」
緑のトルコ石とピンクの石がとても細かいアーガイル風な模様にデザインされていて、
これは現代でも十分通用するモチーフだと思う。可愛い。
「水晶の垂飾」
うす青い水晶のペンダントトップ。深い湖の水をそのまま固めたような美しい色。
これも現代で通用するなあ。お値打ち価格で売っていたら欲しいもの。
「吐蕃の金製飾り3点」
一番左の直径5センチくらいのブローチ?の粒金が細かくて!
たしかアイルランドのケルト文化の金製品の粒金が細かくて驚いた記憶があるが、
それよりも細かい。芥子粒みたいなサイズ。芥子粒ってあれですよ、
あんぱんについてたりするあれですよ。
真ん中の四角いブローチも素敵。細かくひし形の色石をつないで、2人の人物像を
マッチ棒人間みたいなデザインにしている。宇宙人みたいで可愛い。
「六花形脚付杯 唐8世紀」
スペインの金の象嵌細工を思わせるデザイン。精緻な狩猟図。
これもくれるものなら欲しい。
「莫高窟第57窟南壁の阿弥陀仏説法図 模写」
現代の画家による模写。これが現代画家のせいか、特に左側の観音が現代的で繊細で美しい。
淡いパステル調の色彩。あまり壁画でこういう色は見たことない気がする。
「菩薩像頭部 北魏6世紀」
飛鳥大仏の遠いこだまを聴くような造型。笑っている波目が可愛いのか怖いのか……
他に、唐三彩の数々の展示品。
レンガのごときセンの数々。
織物系は色彩もデザインも美しいものが多かった。
楽器のミニチュアも良かった。
ソグド文字の文書は、右から左に書かれていると説明されていたが、これって縦書きなの……?
会場は若干混んでいたけど、見られないほどではなく。
いや、いいものを見せてもらいました。満足満足。
願わくば次もこのレベルのエキシビを見せてくれんことを。
ちなみに次のエキシビは「和食」、
次の次のエキシビは「多賀城1300年」。
どうなりますか。
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