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本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

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2016年10月05日 | ☆映画館で見た映画。
前作もすごく好きだったので見に行った。今回も面白かった。

考証部分は、相変わらずツッコミどころ満載なのであった。
大岡越前や老中がホイホイ湯長谷藩まで行けるわけないやろ!
大岡越前が老中を召しとるなんて出来るはずないやろ!
とにかくココですねー。ちょっと脚本家、あまりにも無理すぎますよ。

将軍家が「留守は大岡に任せて」とかいうのも変だし、将軍家暗殺計画の首謀者が他藩お預けで済むとも思えんし、
ってか、一揆→目付が出かけて→城取り上げっていう時間枠が変だし(いかに尾張柳生が暗躍しようとも無理)、
城の受け渡しってもっとオオゴトですけど。とか。
まあ多分他にもイロイロ。見てから数日経ったので忘れてしまった。


だがもう仕方がない。ユルす。
何しろ楽しい映画なので。


わたしは心から楽しんだが、なんかそれで完結してしまうな。ここが良かったとかあんまり取り出しては言えないかも。
作りもだいぶ雑。前作はすごく丁寧な作りだったらしいのだが、今回は「丁寧に作ってるなあ」と感じるところは
多分一つもなかった。

しかしまあ、わたしはあの顔ぶれを見ているだけで満足です。
相変わらず蔵之介は優しく誠実な殿様で、
西村雅彦は相変わらず即座に知恵を求められ、
寺脇康文はいい感じの立ち位置で収まっており、
六角精児は笑顔が相変わらずアヤシゲで、
柄本時生は相変わらず濃い顔。
多少変わったといえば知念何とかさんが、前作ではコドモコドモしていたのに少し大人になって、
チヤホヤされる設定に違和感がなくなったことくらいだろうか。
みんな変わらず。それがまた嬉しいです。

考えてみれば、相当に役者の人数は出してるよなあ。
猿之助。古田新太。石橋蓮司。
渡辺裕之と寺脇康文のカラダを使ってきましたね。渡辺裕之、60歳でガンバってますね。
中尾明慶の超丸っこい頭が好きだった。
あとはやはり陣内さんの悪役メイクが……これでもか!な感じで好き。

バカバカしく、そして笑える。……よーく考えるとあんまりバカバカしすぎて冷めてしまうので、
何も考えずに見て吉。
中間のカカシ(?)は「こう来るか!」と吹き出した。吹き出す場面多数。




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