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男子フィギュア ショートプログラム オリンピック2010。

2010年02月17日 | フィギュアスケート。

いよいよ来ましたねー、フィギュアスケート。待ってました。

日本勢は意外なほど、全員順調な滑り出し。
橋大輔が少々勢いに欠けるか、と感じた以外は、織田、小塚とも気合いと技量のバランスが
上手く取れていたと思う。いい滑りだ、と感じた。
橋が少し安全策に傾きがちなのは、立場的にしょうがないかと思うしね。
彼が勝負をかけるならフリーでしょう。フリーでガツンと。ここでガツンとやらなきゃ
どこでやるって場面だし。
4回転、成功するといいなー。



プルシェンコがあっさり1位って釈然としない。
たしかに4回転3回転のコンビネーションを文句なく成功させたんだから、
技術点で高得点が出るのは当然だけど、他は粗かったですよね。
振り付け自体もイマイチ面白くなかったし、ステップとかスピンも。

この4年で、男子フィギュアは格段に洗練した。指先まで神経を使う繊細さを追求する方向へ進んだ。
オヤスミしていたプルシェンコは、その辺りには全く反応していない。
それでもそれを是としちゃうのか、審査員よ。と言いたい気がしている。
だったら今までの4年間は何なの、と。

プルシェンコは元々表現力がある選手なだけに、そういう細かい部分まで気にしなくても
通用していたんだよね。が、今回のプル程度の表現力の精度で通用するとするならば、
この4年間でその辺りを磨いて磨いて来た現役選手たちに、気の毒な気がする。


ライサチェックは相変わらずわたしの好かん滑りをする……。
どうも見ててつまらない。何がイヤなんだかはわからないのだが。
今回の黒一色の衣裳は、見にくくて嫌いだ。特に観客席と被るアングルだと、
上半身が全然見えなくなってしまう感じだ。


ランビエールは良かった。久しぶりに見たと思ったら、引退?していたのか……。
柔らかな滑りは健在。選曲も良かったと思う。スイスだし、盛り上がるしね。


こういう大きな大会では精彩を欠きがちなイメージのあるウィアーが、
今回はきれいに滑ってましたね。充実の滑り。
が、ヤツが充実していると、そのまんまジゴロっつーか、女ったらしのイメージに
なってしまうのが痛し痒しというところだ。演技の最後に投げキスなんかするなっちゅーねん。
いや、ファンですけれども。


ショートプログラム残念組はジュベールとベルネル。どちらも応援しているのだが。
ジュベールは、こないだNHKの特集番組を見て、やっぱり頑張ってほしいと思ったし、
ベルネルは、あの個性的な振り付けが好きなので、応援しているのだ。
だが2人とも、ここまで落ちては勝負になるまい。
そういう状態でフリーを滑るのは、それだけでもかなりの精神力を必要とするだろうなあ……
わたしだったら、もう投げてしまう。
しかしここで、しっかり滑るのが世界のトップスケーターの意地と誇りだ。がんばれ。



そして、期待の若手編。
チェコのブレジナは前回もよく滑ったし、期待の若手というよりはもう本物かな。
カザフスタンのデニス・テンに注目。彼は今後来るんじゃないかな。
コーチなどの周辺環境に恵まれれば。――言葉を変えて言えば、そこまでオカネをかけられれば、
かもしれないけど。……あら。コーチはタラソワコーチかい。


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