＜ アラジン ＞

実写版。これは数日前まで眼中になかった。
だが2月に「メリー・ポピンズ　リターンズ」を見て以来、映画館で映画を見ていないんですよね。
8月半ばまで見ないと、けっこう溜まっているMOVIXのポイントがなくなってしまう。
でも上映予定作品を頻繁にチェックしても、食指が動く作品がないんですよねー。
こんなに何にもないなんて、MOVIX仙台は何をやってるんだ！と言いたい。

去年の6月から今年2月までなら11回映画を見ている。
そこから5ヶ月、見たい映画がないなんて。
8月半ばまで見たい作品が出現するかどうか不明。
じゃあ消去法で今回の「アラジン」を見るかなあ……。追いつめられる前に。

そして久しぶりに行ってみたところ、わたしの知らない間に映画の料金が上がっていました。
それぞれ100円上がり、レディースデーとかでも1200円だって。
1000円が1100円になった時もううむ、と思ったが、安い時を狙っても1200円って高いー。

まあ「アラジン」であんな大きなハコを使って30人か40人しか入らないんでは、
値上げするしかないんでしょうね。
映画も数打ちゃ当たるになっちゃうというのは仕方ないのかねえ。
良質な映画をじっくり作って人を集めるというのは無理なのかねえ。


最近、「安定のディズニー」に飽きて、食指が動かなくなっていた。
ある程度面白いんだけどね。60点取って赤点は免れているよ、的な。


※※※※※※※※※※※※


でも「アラジン」、見て良かったですよ！

最初はね、まあこの程度かなーという感じだった。アラビアンな町の映像はすごく美しかったが、
美点はそこどまりだろうか。映像は点数をつけるとしたら85点でわたしにしてはなかなか高いが、
でもわくわく感はないよねー。
もう散々きれいな映像やテンポのいいアクションは見て来た感はあるので、
しょうがないんだと思います。映像技術が進歩して、みんながんばってるからね。

だが、ウィル・スミスが出て来てから俄然面白くなった！
ジーニー役にこれほどハマる人は他にいないと思います。
ジーニーを深く書いてないところがいいんだと思う。全体的に話は表面的でした。まさにおとぎ話。
でもそれでいいんだと思う。別して「アラジン」は。下手に掘り下げるよりも。

ウィル・スミスのテンポの良さが素晴らしいですね。さすがラッパー。
彼のことは「メン・イン・ブラック」シリーズでとても好きで、
「最後の恋のはじめ方」「ハンコック」「７つの大罪」は劇場で見たんだけど、
まあそんなに面白くはなかったよね。「メン・イン・ブラック」の面白さはなかった。
もうずっと見てなくて、これが久々に見たウィル・スミスで、
まだまだ元気で面白かったんだから、自分の中で下がっていた評価がまた上がった。

見てから思い出したんだけど、そうそう、魔法の絨毯がアニメでもすっごく可愛かったよね！
今回も可愛かったよ！ウィル・スミスと並んで双璧。

主役？のアラジンは、可愛げもあったし、体のキレも大したものだが、
……近年のディズニーの男優は、今一つスターのオーラがない気がする。

それに対してジャスミン姫は美しかったですね！そんなに有名な人ではないようだけど、
とにかくその美しさに目が喜ぶ。ずっと見ていたかった。
なるほどインド系ですか。言われてみればそうですね。ずっとどこ系かなーと思っていた。

今回字幕版は夜しかなくて、しょうがなく吹替で見た。
台詞の部分は問題ないし、歌のレベルは全然いいんだけど、
英語歌詞で作曲された曲を日本語歌詞で歌われるのはやはりツライ。字幕で見たかった。

あと「ホール・ニュー・ワールド」の楽曲のところで、アニメ版ではたしかエジプトや
中国まで行っていたはずなのに、なんで今作はアラビア近辺で納まっちゃったんでしょうね？
別にそこでリアリティを出さなくていいと思う。
雪山へ飛ばされたアラジンを回収しに行ってるわけだし。
この曲の盛り上がりはアニメ版の圧勝。


経緯はどうあれ、見て良かった映画でした。まあとにかく見ないと始まらないですね。
でも見たいと思える映画がないんだけど。あとは来年1月まで見たい映画がなくても大丈夫。
いや、そんなに消極的なことでは。見たい映画が多すぎて、嬉しい悲鳴をあげたいぞ。