プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 007 スカイフォール >

2023年12月02日 | テレビで見た映画。
わたしは比較的映画を見ている方だと思うが――とはいえ配信の時代になってからは
映画を見る層はもっと増えてるだろうから、もしかしたら平均以下かもしれない――
007シリーズは今まで一度も見たことが見たことがなかった。
これが初めての007。

そして意外にも面白かった。これ多分出来のいい方の作品ですよね?
単にアクションメインの映画だと思っていたら、けっこう人間関係も描いている。
まあ擬似母としての執着というのはありふれているけど。
でも執着されるのがジュディ・デンチというところで、そこに面白みがある。

ダニエル・クレイグという人の渋さも良かったんだろう。
わたしのボンドのイメージは派手なチャラ男だったのだが、この人は渋かったもんね。
シブオジ。まあもうちょっと若くても良かったが……と思ったが、
11年前は44歳くらい?それにしては老けてるなあ。
「エリザベス」「ライラの冒険 黄金の羅針盤」では見てるらしいが、記憶にはない。

とはいうても、アクションだよね、売りは。
冒頭部分のアクションシーンは見ごたえがあった。わたしはあまりアクション映画を
見ないので、ジャッキー・チェンの映画と比較しながら見ていた。
当然ながらアクションとしては全然違うんだけど、見入るという意味では同質と感じた。
まあよく考えるよ。そして予算をけちらずよく撮るよ。貧乏性なわたしには無理。

だがあの状態で狙撃して失敗するのは笑いましたけどね。
しかもゴーサインを出すのは全然別なところにいる人だっていうね。
あれではマインドコントロールである。まさにマインドコントロールを描いたんだろうが。

11年前の映画なので、当時の未来感で作っている分、古めかしさが漂う。
だがそこがいい。年代にあった未来感。安心する。

世界のあちこちをあり得ないほど飛びあるくのもゴージャスで良い。
マカオのカジノのセットは豪華でしたね。結局は殺されてしまうあの人も、
化粧も含めてコッテリした造型で、それはそれで良かった。
あの人をもう少し見たかった。


ジュディ・デンチは見ると得する女優。
撮影時点で77歳ですか。全然老いが見えないね。
初めて見たのは多分「恋に落ちたシェイクスピア」か。「眺めのいい部屋」は
だいぶ経ってからテレビで見たと思う。ジュディ・デンチのことは覚えていない。

が、やはり「ショコラ」でしょうね。がっつり見たのは。
あれはジュリエット・ビノシュも良かったし、何よりデップを発見した映画だった。
出演作は10作くらいは見ている。がっつり出る役でないものも多いが、
ちょっとでも出るとその映画の価値が上がる。

Qのベン・ウィショーも良かった。この人何かでけっこうしっかり見た気が……
ああ、「メアリー・ポピンズ・リターンズ」だ。イメージの違う役柄。
まあこの時は若いしね。若者の少ない本作ではちょっとしたアクセント。

あとはスコットランドの風景がうれしかったねー。
さすがにこの荒野にこのお屋敷ポツンは無理があるだろうとは思ったが。
だがいかにもスコットランドって邸宅で愉しい。
「嵐が丘」、あるいは「ジェイン・エア」ですわー。
まあ結局派手に破壊されてしまうわけだが……

派手に破壊といえば、あんな美しいボンドカーが完膚なきまでに破壊されるのは胸が痛む。
007シリーズを初めて見て、ボンドカーに思い入れも何もないわたしが見ても。


しかし大声で文句をつけたい部分が1つあって、それはMが死ぬところ。
あまりにもあっさりしすぎじゃないかい?
平気な顔して実は致命傷を負ってました、という展開はよくあるが、
死ぬときすらもあっさりしていた。暗いしね。
ご病気により役者の交代は仕方のないことだとはいえ、せっかくこういう話まで
作ったんだから、死ぬ時の演出はあれではもったいなかったね。

次に007の映画をテレビでやっていたらまた見てもいいかもなー。
でも1作ごとにそれなりに違うんだろうね。ボンド役の役者によっても違うだろうし。
評判の高いショーン・コネリーのボンドも見たい気がするが……




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