うさぎ穴便り

タラッタ、ラッタラッタ♪うさぎのように耳をたてたて、お鼻ひくひく。好奇心旺盛ぶりを「うさぎ穴」から発信!

シナリオとエッセイと、「作家に弱い」だけの根気のない私(^^;)

2005-10-31 00:43:25 | 日記・エッセイ・コラム
 毎日、鎌田さん作品のことでコメントありがとうございます!!うれしいです!!
コメントが続くようなので、続編?にしてみました。

 鎌田敏夫さん好きは、中学高校時代、中村雅俊さんの大ファンからでもあって、青春ドラマに魂奪われてた日々だったのね。ドラマ観てると希望に燃えるというか、元気になれるというか。今でもそんな感じです。
ちっちゃい頃は、時代劇観てて、斬られる人はほんとに死んじゃう大変な仕事だと思い込んでたり、小学生になったら、それなりに、ウルトラマンやキーハンターとか、サインはVとか、カッコイイとかあこがれでみてたもんです。(ここいらへんで、ほとんど三丁目映画年代がバレる)


私は、きみるんさんみたいに、行間を読む!なんて大事なこと知らずにシナリオ通信受けていました。(>_<)
今度から意識しよっと。(>_<)
 小説は、こむつかしい、人が知らないような言葉を知らないと、書けないけど。
シナリオは人物からめて、ト書きにかんたんに、わかりやすい言葉で書けばいいなら、私もでもできそうとか思ったわけです。監督さんと、役者さんたちがすぐ理解できる言葉でよいと。
 習ったのは、せりふは原稿に書くのではなく、頭に浮かべたフィルムに書け!人が作った作品観て、自分ならこうする!のに、とかいうところを絶対に探し出そうとしてドラマを観よ!ということでした。それからたとえば電話をかけるとかの動作にしても10種類以上は思いつけ!多いほど、面白いもんが書ける、というわけです。だけど、脚本ということばどおり、作品つくりに中で一番大事な責任重い、基盤の役なんですよね。
 毎月二回だったか、テーマがあって20枚シナリオで添削してもらうわけです。何百枚書かずとも、20枚で十分力はわかるんだそうですね。なんかなるへそと、そのあたりは、やってて理解したもんです。
しかし、私は、コメディ的表現力だけは、シナリオの先生がバカうけするほど、褒めてもらえるんだけど、ドラマチック性に欠ける、という重大欠点があって。物語つくりがへたくそなわけです。致命的です!!トホホ。
しかし、才能よりも、根気と体力が一番大事と言われる書き物。通信は続けられない人が多いのに、がんばってるんだから、それでも一度コンクールに出してみたらという褒め言葉まで先生にいただきながら、原稿用紙230枚が天井にある始末です。原作を自分流に変更しちゃうとか、ドキュメントならいけそうかとも、思ったりしてるんだけど。あたしゃ、根気が欲しいです。書き物は書けば書くほどに沸いてくるのは実感してるんだけど。
 私のコメディバカうけは、出会った作家のエッセイの影響です。
最初は、高橋三千綱さんの「南極でオン・ザ・ロック」。知り合いが読んだからあげる、と言われて読んだら、大ウケ。
 次は、書店でみつけた群ようこさんの「無印良品」。タイトルに惹かれて。次はその群さんが椎名誠さんのことを紹介されていて。椎名さんのエッセイはこんなん書いていいんだ!!という表現がてんこもり。このお三方の本はたっくさん読みました。椎名さんは、小説もスゴイけど、エッセイは、目次からバカうけできるという楽しみがあって、まず目次を丁寧に読んで笑います。電車の中や図書館ではつい笑ってしまって自分の部屋でなければ読めないんだな、もう!!今でも、新宿赤マントシリーズが大好きです。椎名さんのお友だち、沢野ひとしさんの「赤マントイラストつき変なこと言い」、がまた楽しい。
 ども、鴻上です。で始まる鴻上さんのエッセイは、出会ったのは舞台のシナリオが先でしたが、面白くてファンです。
 それからとうとう、言葉をあやつる大天才作家&演出&役者、野田秀樹さんに到達しました。「桜の森の満開の下」も「キル」も「赤鬼」も何度観ても飽きません。それこそ、野田さんの作品集読んだら、「行間を読む」という理屈がわかるような気がします。
なんで、野田さんはあんなもんが書けるんだろう。ろう、ろう、ろう(キルより)
                                                つづく



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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
圭子さん、こちらへの返信遅れました。ごめんね。 (アリエッタ)
2005-11-08 00:39:33
圭子さん、こちらへの返信遅れました。ごめんね。
おっしゃる通り、スタッフの地味な努力!忘れてはいけませんよね。今回の三丁目もすごいですね。セットの中に入ると鈴木オートにすんなりなれたのでしょうね。
私の好きな須賀敦子さんが60歳デビューしたのですよね。静謐な文章で心が洗われるとは、こういうことなんだと感激したことを昨日のことのように覚えています。
笑いもたくさんある脚本を気長に待ってます^^

きみるんさん、本当に優しい方です。何度、勇気をいただいたことでしょう(大げさ?結構ホント^^)ありがとう♪
さて、私も読書家の風上にもおけない人間、その2でございます(笑)週刊ブックレビューで読んだ気になっている。(きみるんさんは違うと思いますょ)
あと、中野翠さんと斉藤美奈子さんの書評は、はっとさせられることが多いので読んでいます。
本の選び方はその人らしさが出ますよね。時にめちゃくちゃな人もいますが。(私だ)東海林さだおさんの丸かじりシリーズは、大好きですよ。椎名さんとのビールうぐうぐ対談も傑作でした。
京極さんも読んでいるのですね。圭子さんもかなり読んでいますよね。私は、お休み中^^;
現在、阿刀田高の著作を再度読んでおります。最近読んでおもしろかったのは、小塩節(おしお たかし)「ザルツブルクの小径」(知恵の森文庫)NHKのドイツ語講座の講師もなさっていましたが、なんとも美しい文章で詩的でもあり、魂が浄化される感じでした。

圭子さん、本のリストがアップされたら、みんなでわいわい話せそうですね!





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きみるんさん、またまたコメントありがとうござい... (圭子)
2005-11-06 18:54:35
きみるんさん、またまたコメントありがとうございます。
どちらかというと、めぐり合う作家は、基本的に笑いを提供してくれる方々が多いです。中にはとっても幻想的な人もいらっしゃいますが、ハマルとけっこう全作読破する傾向にあります。
もう少し肩凝りがよくなったら、本のリストができると思います。リストだけは、ほとんどできてるんですが、アップする技術をオベンキョ中です。興味もってくださってる方々のためにがんばります!!
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圭子さんのシナリオ修行の日々、シナリオ観、興味... (きみるん)
2005-11-06 14:57:13
圭子さんのシナリオ修行の日々、シナリオ観、興味深く読ませて頂きました。アリエッタさんのおっしゃる通り!60歳デビュー?、是非やってのけて下さい(笑)圭子さんなら絶対にできる!人生は長いのだ~。それから是非読まれた御本のリストもUPして下さいまし。私は本の内容より他人様がどんな本を読んでいるか、またどんな感想をもったかの方に興味をそそられると言う読書家の風上にもおけない人間なのでござんす(NHKの週間ブックレビューも大好き)
でも最近は少しは真面目に本も読んでおります。ちなみに今読んでいるのは「てっそ(変換できん)の檻」(京極夏彦)、「恐るべきさぬきうどん」(麺通団)、東海林さだおの丸かじりシリーズ、「三丁目の夕日特別編」です。あっ、三丁目はコミックか・・・。

アリエッタさん、文章は「何とか伝えようとする気持ち」が一番大切だと思うのです。だからアリエッタさんの気持ちはちゃんと届いていますよ。ねえ、圭子さん。
それにアリエッタさんの文章はとっても癒されるので大好きです!
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アリエッタさん、それと、スタッフさんの地味な努... (圭子)
2005-11-01 23:10:47
アリエッタさん、それと、スタッフさんの地味な努力がすごく必要なんだと、今年、堤さん出演の映画観てて痛感しました。昔から撮影現場には興味あったけど、ますますです。
シナリオ通信講座はとりあえず、シナリオの技術とかいう本があって、書き方法則とか重要性とかが理解できれば誰にでもできますよ^^。あとは、創作力ですね。

フィルムに書けというのは、私の得意な妄想状態を役者さんがおもしろ?おかしく表現できるようにいかにわかりやすく、ト書きに詳しく書き、せりふにできるかということです。先に妄想力が必要。
ト書きのないプロの脚本家さんもけっこういらっしゃるらしいです。でも書いても「ラジオの時間」みたいに有名でないと勝手にどんどん台本の内容が変わるのもホントみたいです。(笑)
稽古場でできちゃうときもあるし、野田さんとか、台本がどんどん変化していくそうですよね。
60歳デビューですか?
もう少し早い方がいいなあ(笑)やる気か??
堤さんも話されてましたね。公務員とか宇宙飛行士になるとか(笑)おもしろかった^^。

鎌田さんの文庫は、小説です。武蔵だけ脚本。野田さんの作品集とか、鴻上さんの作品は読んででおもしろいです。踊る大捜査線の台本も二冊買いました。

ホムペに読んだ本リスト出そうと思って頑張ってますので、またアップしたら、みてください。
母親に全部図書館に寄付してしまいなさいと言われた私の財産です。大した値段のものではありませんが。
私より素敵な本みつけるの得意な人たくさんいらっしゃると思いますが、好みだかれね、こればっかりは。
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「頭に浮かべたフィルムに書く」 (アリエッタ)
2005-11-01 13:32:35
「頭に浮かべたフィルムに書く」
映像として頭に浮かばない脚本は、観る側には伝わらないかもね。絵コンテで映画を撮っていますものね。映像は脚本、俳優、監督のコラボレイションね。それと、カメラマン。

それにしても、通信で脚本の書き方を学ぶというのは、とても大変なことのように思えます。
書くことが好きでも他者に伝えるということは難しいですよね。(書くことが苦手でも何とか伝えようとしている私)
圭子さん、まだ時間はあります。60歳デヴューはいかがでしょう!?
それぞれの人がいろいろな人の影響を受けて生きていくんですよね。圭子さんが影響を受けた作家変遷、興味深いです。どんな本を読んでいるのかを知るのは、結構楽しくて、自分も読んでみるきっかけになります。
しかし、みなさんシナリオを読んでいるのですねぇ。
「カメレオンズリップ」しか読んでない~。


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