うさとmother-pearl

目指せ道楽三昧高等遊民的日常

鳥羽の女神の伊射波神社

2023年07月06日 | ことばを巡る色色
先日、旅行割最後の機会と思い、特に選ぶでもなく鳥羽のホテルに宿泊することとした。所在地の地図を見てみると近くの岬の中に神社がある。伊射波神社、万葉仮名の神社だ。これはこれは行かねばならぬ。
鳥羽一の宮に比定されているが、最も行くのが大変な一の宮とのこと。下の駐車場から、アップダウンある道を1キロ以上行かねばならぬらしい。宿泊翌日、安楽島舞台の駐車場に行くと地域の皆さんは茅の輪作りの最中だった。行くのは大変ですかと聞くと、1人の方が乗せていってくださるとのこと。途中は慣れない人ではとても踏破できぬ山道が続くが、花
、草木の話をしながら案内してくださる。確かに確かに、登ってくるのは大変だ。だが、数組の老若男女のカップルとすれ違う。夏至のこの時期、鳥羽は太陽を讃える。夫婦岩も伊雑宮も、赤崎神社も太陽が最も盛んな夏至を祝う。
この旅の後、私は実は困ったことに襲われている。鍵を落とし、マダニに噛まれ、発熱し、近所のおばあさんとぶつかり、パソコンは壊れ、体調はいまだぼろぼろである。
伊射波神社の方は優しく、神社も海も岬も優しかった。そこからみる太陽はさぞや美しかろう。
だが、これだけの難が続くのだから、ここでお礼を申しておくべきだったのかもしれない。
太陽の強くなった日、鳥羽にお迎えくださった鳥羽の女神様。そう言えば、去年もコロナ前も私をこの時期に鳥羽にお招きくださった、鳥羽の女神様。私はなんの由縁もわからぬ者だが、この時期に迎えてくだる理由があるのかもしれぬ。
この一連の出来事に体力もついていかぬ私ですが、また、太陽の地を訪れる日がやってくることを。次はどのような形になるのか、楽しみにしたいと思います。


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