複数の超音波プローブを利用した計測・解析・評価により
各種の関係性・応答特性(注)を検討することで
相互作用の検出により、目的に合わせた
1:水槽・振動子の設置方法
2:液循環制御方法
3:治工具の設置・改善方法
4:その他(超音波制御、超音波振動子の変更・・・)
を提案・実施により、改善を実現しています。
注:パワースペクトル、自己相関、パワー寄与率、インパルス応答・・・
超音波の測定・解析に関して
測定方法(各種条件:サンプリング時間・・・)の設定は
オリジナルのシミュレーション技術を利用しています
実際の環境により
低周波の振動モードについて、各メーカー、工場、建物・・・により、固有の特性があるために
状況に応じた対応が必要です。
特に、24時間稼働の工場の場合、低周波の振動測定は超音波装置を安定して利用するために
非常に重要ですが、あまり行われていません。
(超音波が不安定だといわれる大きな要因だと考えています)
超音波測定解析の推奨システム
http://ultrasonic-labo.com/?p=1972
なお、この技術を、超音波システムの改良技術として
コンサルティング対応したこれまでの経験から
超音波水槽の構造・大きさと
超音波(周波数、出力、台数・・)に合わせた
<超音波>と<水槽>と<液循環>のバランスによる
超音波と液循環の最適な出力制御により
ほとんどの超音波装置は改善可能です。
上記の図は、時間2msの音圧データと解析結果(自己相関)です。
同じ装置に対して、制御により改善を進めた様子です。
(最終状態で、自動車部品の洗浄実験を実施対応しました)
超音波<計測・解析>事例
http://ultrasonic-labo.com/?p=1705
本来は、水槽の新規製作、装置の新規開発、新規超音波の購入、・・・が最もよいのですが、
現実的には、現状の改良として
液循環ポンプの追加改良(可能であれば、超音波の発振制御)で改善を実現できます。
これまでの事例から
費用と効果の最適化として
同じ周波数の振動子を複数台使用している超音波装置の場合
出力を40-60%程度に下げて、使用台数を50%程度に減らすことが、
最良の傾向にあります。