歳をとっていくに従い
色々な機能が衰退していく事は
一般的に言われる老いのプロセスだと
思っていましたが、意外な解釈が
あるのですね。
『心と行動の発達を扱うのは児童心理学や青年心理学で、
おとなになるまでが研究の対象でした。それが
おとな以降も発達し続ける事実が注目されるに及んで、
成人したのち死に至るまでの一生が発達研究の
対象となり、生涯発達心理学といわれるようになったのです。
中略
ただし、おとなの発達は子供の場合のようにみるみる増える、
どんどん巧くなるといったものとは限りません。
それとは質的に違った特徴をもっています。
その一つが、以前していたことをしなくなる、できなくな
ることです。
この消失/衰退という変化は、新しい心の動きや行動の変化
をもたらす積極的な変化です。これはおとな以降の発達に
顕著な特質です。』
by おとなが育つ条件 -発達心理学から考える 柏木恵子著より
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