吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

暑いので脱ぐっ

2012年07月28日 | 自分のこと

伊那の仕事場は暑いっ!

鉄板屋根の建物で、断熱もそれなりなので暑いのです。
気温よりも日照条件が問題です。
外の風は涼しくても、太陽で熱せられた建物は昼過ぎ頃、オーブンと化します。
居住区画は天井があるのでまだ良いのですが、作業区画は屋根が直なのでさらに輻射熱効果
ばっちりです。
一見生だが芯までしっかり火が通ってしまいそうです。

エアコンは大容量のもの(200Vのヤツ)が二機もあるのですが、もったいないので電気の契約
をしていません。よってその勇姿を拝みつつ扇風機です。

こうなったら……、こうなったら最早脱ぐしかありません。

どうせ人が訪ねてくることはほとんどありませんし。
さすがにパンツまでは脱げないけど。挟んだりしたら大変だし。
そうだ!FUだ。旧海軍用語でふんどしのことよ。冷却効率アップよ。
おう。日本の男の最終正装だぜ。何故かテンション上がるぜ。
脳内BGMは和太鼓がよく似合う。
しかし、しかしだ。パイプオルガン職人であるこのワタクシの矜持として、ここはオルガン曲で
行きたいっ。

……思い浮かばねえっ。

曲よりもヨーロッパの大聖堂の空気が思い出されます。
ゴシック建築の柱は、林のように立ち並び、天から降って来る音。
石のひんやりとした感触。

……やっぱり暑いので、そんな時は水浴びっ。


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