吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

ワンベッドライフ

2008年09月02日 | 自分のこと
ちょっと一段落しました。
それほど困難な仕事でもないのにパワーダウンゆえに苦戦してしまいました。

僕の寝床は、金属パイプのベッドです。
二段ベッドの上段だけのようなヤツで、寝床の下がちょっとした机と服を掛けるスペースになっています。
僕だけが他の家族と生活時間が違うので、ひとり隔離されているわけです。

このところ、ベッドの上がにぎやかになってきています。
PC、オルガンの資料、図版集、マンガなどがベッド上に溜まって来ているのです。
これは確かに効率的ではありますが、睡眠と活動期のけじめがつけにくいという欠点もあります。
ただ、僕の場合、仕事に対して全人格的というのか自分の持てるものすべてで向かうことが必要なので、むしろ平時と仕事の境界を無くした方が具合が良いようです。
夜中にふと目覚めたときに気になった資料を見てまた寝る、ふと思いついたことを書き留めるなどが出来ます。いずれそれが何かの形で実を結ぶこともあるでしょう。

まあ、それもそうなのですが、ベッドひとつが自分のスペースというのは、旅での宿で「ドミトリー」を利用することが多かった僕にとっては特別な感慨があるのです。
ドミトリーというのは、大部屋でベッドだけがずら~っと並んでいる部屋です。
外国の安い宿泊施設ではポピュラーなのです。
このベッドひとつの暮らしが僕の旅の日々の多くを占めていたのです。

この感じ、気に入っています。
普段の暮らしを旅のように生きるというテーマに少しでも近付ける気がします。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しまりす)
2008-09-03 21:46:55
普段の暮らしを旅のように・・・
いいですね
返信する
これがまた難しい (ひろなん@風琴屋)
2008-09-04 21:51:54
しまりすさん、ようこそ!

旅の日々のように、いつも好奇心に満ちて、出会った人にやさしく楽しく、小さなことにでも感動して、いつも新鮮な気持ちで過ごしたいものではあるのですが、なかなか難しいです。
しがらみや雑事、なにより増えていくモノの多さはどうしたものか…。

はぁ
返信する

コメントを投稿