小淵沢の親方のところから。
打ち合わせで小淵沢の親方のところに寄ったのですが、大掃除で大量に廃棄物が出ていました。
丁度欲しかった金属材料なんかもあったので、ありがたく頂いてきました。
ほんとはもっと持って行きたいものがあったのですが、僕もガラクタ整理を抱えてる身、遺憾ながら諦めました。
その中で発見。充電ドライバードリル。不要だそうなので頂きました。
確かこれを購入したのは20年くらい前だったかと。
工房の仕事に於いては、あまり充電道具のニーズは高くありません。電源は近くにあるわけですし。
現場仕事では大活躍するんですけどね。
機械式2段変速、ブレーキ付き、直結プラス5段のトルククラッチ付き、スピードコントロール無し。
スピードコントロール無しは特にドライバーとしての使用時には使いにくいです。
ただ、使いにくいゆえに習熟すればドリルの保持が上手くなります。
ネジに対して真っ直ぐに軸をブラさずに適度な押し付け力で保持しなければならないのです。
特に我々はマイナスネジを好んで使う傾向があるので、その扱いはプラスネジより数段難しいのです。
そんなこともあって、使用頻度が低かったのでキレイです。
古い充電ドリルドライバーはモーターの冷却のための穴がありません。
当時は高負荷連続使用は想定されていなかったのですね。
その後、バッテリー、モーターの性能が上がり、皆ガンガン使うようになり、冷却が問題になって冷却孔とファンが付けられ、そうなると冷却風とともにゴミが入るようになり、カーボンブラシがゴミで削られて寿命が短くなって、カーボンブラシが交換式になり……と進化していくことになります。
ただ、僕らはすでに付いているネジの脱着が主な使用法なので、大したトルクは必要ないのです。
ドリルドライバーの負荷は小さいのです。 よって、旧式でも問題ありません。
今は安くても十分な性能になりましたが、昔はこんなスピードコントロール無しのものでも高かった。
道具としての優先順位も低かったこともあってなかなか自前を用意出来なかったなあ。
まあ昔の「憧れ」ってほどじゃないけど、ちょっと高嶺の花だった道具が手許に来たのはうれしいものです。
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