出張が続いた後はまず道具の片づけ整理からです。
持ち運んで調子を崩した機械の整備調整、体調も崩したので調整。
それと物価やモノの価値観も調整中。
大阪は西成をねぐらにしていたからね、あそこは物価のレベルが違うのですよ。
あそこで慣れてしまうと他に行く気がしない。新世界とかナンバとかキタよりも快適でね。
そのあとの現場は東京。宿はいつもの歌舞伎町のカプセルホテル。
思い出横丁もゴールデン街も行ってはみたのだけれど、店には入れなかった。物価が高くて。
西成の物価とつい比べてしまってね。
昔、チェコに居た時も、たまにドイツに行った時なんか物価が高くてビールさえ飲めなかった。
いや、あの時はお金はあったんだよ。仕事の報酬以外に付き合いで連れて行かれたカジノで勝って現地人の3カ月分くらいのお金をを手にしていたからね。
地元プルゼニ(ドイツ語でピルゼン、ピルスナービール発祥の地よ)に帰れば安くておいしいビールがあるわけだから、他所で飲む気がしなかった。
ま、貧乏性だね。
いやね、東京の工事現場ってのがまた精神衛生上非常に悪い。
田舎の現場だと業者はみんな車に道具と材料を持ってきて、余った材料は持って帰ってストックしておくことが多いのだけれど、都会は最初の道具の搬入だけ車で、次からは電車やバイクで通勤という形、材料は現場に宅配便なんかで直送、余分に発注するのはまあ良いとしても、余った材料やわずかに使っただけのもの、さらには未開封のものまでも捨ててしまう。
持って帰っても置いておく場所が無いのだろうか?
まあとにかく、大量のまだ使えるモノが廃棄されているわけです。安居酒屋にすらもったいなくって入れなくなっていたワタシの価値観はもうチクチクしちゃうのよ。
少しは分けてもらったりもしたけど、まだ使えるモノが盛大に捨てられるのを見るのは実にツラいものがありました。
そりゃあ、金銭的にワリは合っているんだろうけどモッタイナイ、かなりのストレスでしたわ。
東京では、松戸の出張の時に鳶さんを手伝ったお礼ということで、鳶の社長さんに飲みにつれて行ってもらったのです。
一次会が新橋で二次会は銀座(といってもスナックみたいなところ)、僕の要求としてはホッピープラス中身(焼酎の追加のこと)二杯で良かったのだけれど、まあ、飲めや歌えということでそれなりに。
隣にキレイなおねいさんが来てくれても別にうれしくなんかないんだけどねっ。
飲めと言われて飲まないのも、歌えと言われて歌わないのも失礼ですからね。
ウイスキーは竹鶴でおいしかったので結構飲んでしまったし、銀座のカラオケで「宇宙刑事ギャバン」を歌うやつもあまり居ないかと。
ボクちん、わりと遠慮しないの。
でもあれきっと数万単位行ってるね。
ああ、モッタイナイことをしてしまった。
お金を使うことお金を使わないこと、要るもの要らないもの、使えるもの使えないもの、モッタイナイことが出来なかったりモッタイナイことをしてしまったり、何だか価値観が引っかき回された感じです。
心がささくれたような。
結構こういうストレスって堪えるね。ちゃんと治さないと。
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