吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

卒業

2010年03月20日 | 家族
昨日は息子とんさんの小学校卒業式でした。

記念日にこだわらない家風なので、淡々と行事をこなした感じです。
もともと越境通学していた彼は本来の地区の中学校に行くことになっているの
で、小学校の皆とはお別れです。

保育園の頃、環境、特に空気の汚染に弱かったので、家内は周辺の小学校の様
子をいろいろ調べて回ったのです。
現在では合併してひとつの市になったので簡単な手続きで任意の小学校に通え
ますが、当時は各町村の教育委員会を回って(時にはケンカして)小学校を決
めたのです。

1~2年生の頃は、長い時間締めきった教室にいると具合が悪くなって異常行動
をとったり、わけもなく友達に当たったりという問題を起こしました。
先生にはよく事情を理解してもらっていたので、その際は少しの間、外に出し
て良い空気を吸わせると回復するという対処法も確立できました。
息子が、特に有機リン系の薬物(農薬から屋内用ワックスの溶剤にまで広く使
われている)に弱いということを家内が調べていたので何とかうまく過ごせま
した。
子供の学習障害、異常行動の中にはこういった薬物による障害があるそうです。
3年生の頃からそのようなこともなくなってきて、友達との関係も徐々に良くな
り、児童会の役員になったりもしました。

彼の通学の事情から妹も同じ小学校に通うことになりました。
毎日の送迎は保育園時代からだとはいえ、僕が不在の時、さらに家内の喘息が
酷い時には結構な負担でした。
そこで中学校は本来の地区の学校に行かせることにしました。
公共のバスで通学出来るのは助かります。
中学校の環境もそちらの方が良いようでしたし。
それに先だって3学期から娘は地区の小学校に転校しました。

僕も家内も子供達も古い環境への執着よりも次の環境への期待が強いタイプの
ようですね。
息子も保育園時代に一度転園しているのですが、それがとても良かった記憶が
あるようです。

別の中学といっても地域自体は同じなので保育園時代の友達も結構居て、全く
の新しい環境というわけでもないのです。

結構ストレスに弱い反面、天性のネアカという要素も持っている彼なので、楽
しみです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿