チーレムでGO!
意味わかります?
ラノベはライト・ノベルの略、まあ、漫画やアニメのような内容の小説とでも考えていただければ。
そもそも似たようなものだから、ラノベが原作の漫画アニメも多数あります。
ラノベは書籍なわけですが、もともとネット小説のものも多く、書籍化前のものがネット上で無料で公開されていることが多いのです。
ネット小説で売れそうなものを出版屋が見つけて書籍化するとか。
ネット小説の発表の場自体、出版屋が提供しているものが多いですし。
療養中あまり動けなかった時、そういったネット小説なんぞを読んだりしていました。
書籍化された作品しか見ないのは、おっさんは保守的だからよ。だって、似たようなのがとんでもない数あるわけだから、まずそこでふるいにかける条件に書籍化というのを入れたわけです。
未知の傑作を探すつもりもないしね。
いやあ、異世界モノの多いこと!ざっとどんなのかというと、
- 主人公は序盤において大抵ぱっとしない人物。
- それが、死んで転生するとか、召喚されて異世界に行く。
- なお、言語能力は、なんとなく付加されるので、言葉の苦労は無い。
- 主人公は転生や召喚を機にすごい力を得ているとか、異世界の文明が未発達とかで圧倒的、反則的な知識、強い力を持つ。
- 主人公、大活躍で女性にモテモテ。
- ちゃんと終わるのは優秀で、いつの間にか終わる、あるいは無期中断も多い。
この無期中断をネットスラングで「エタる」と言うそうです。または「エター」。
永遠に続きが来ない、永遠に→エターナル→エターナる→エタる。ということのようです。
さて、主人公は異世界に行って少し(ああ、ホントに少し)だけ苦労とか苦悩して、そのすごい力が覚醒するとか、文明の未発達な世界で科学知識を活かしたりして大活躍、様々な女性にモテます(男の子向け)。
この、反則級にすごい力をチートといいます。超能力とか知識とか。
で、チート能力発揮で大活躍にて多くの女性にモテるわけですが、それがハーレム状態(男の子向け)。
チートでハーレムで、チーレムなんだってさ。
いや、まあね。中二病保菌者としてはそういうの嫌いじゃないけどね。……多すぎ。
そんな人生を求める人、憧れる人が多いのかな?寂しいぜ?
で、自分を振り返ってみる。先の番号通りに。
- ぱっとしない人物。うん、条件満たしてるね。
- 召喚されて外国に行ったりしてるし、瀕死の経験もしてるし、うん。
- オメーらと違って、言葉じゃ苦労してるぞ。
- 改めて考えてみると、日本に20人はいない特殊能力(中二が入ってきたぞ)を持ってるし。チートと言えなくもない?
意外とラノベヒーローの条件揃ってんじゃん。
アヤシい研究所だってあるし、愛する者に裏切られたとか、不治の病に冒されているとか悲劇要素も実装済み。
よし!次は大活躍でモテモテだ!チートでハーレム、チーレムよ。
軽いッ。軽いぞ、オレの人生!ライト・ライフだわな、これは。
ラノベはオタクにははまるよねー、ボクも最近読み始めました。
(塾の生徒が来始めて授業が始まるまでのヒマつぶしにちょうどいいんだ)
ボクの好みは異世界モノより学園モノかな。
ゲーム好きの冴えない主人公が学園アイドルとお付き合いするとか、ハーレム状態の高校生サークルでゲーム作ってコミケに出るとか。
高校時代に味わえなかった、もうこれでもかとキュンキュンするのが好みです。(書いていて恥ずかしい)
そういえば母校の後輩が宇宙に飛び立ったねえ。
ラノベは文字だけだからマンガやアニメより気軽に創作できるんだろうね。
あっという間にマンガやアニメと並ぶ一大オタクメディアになってしまった。
(アニメってリミテッド(死語?)でも1秒作るのに8枚も絵を描かなきゃいけないから、個人が手を出すと鉄拳みたいに廃人になってしまう)
マンガよりスマホで読むのに向いてるしね。(僕はまだガラケーだけど)
まあ、なんにしても時代は動いてるし、それがまた面白いっていいじゃないですか。
たまたま読んだというだけで、特にハマったわけではないよ。
「やる夫スレ」の方が親しんでいるかな。
まあ、やる夫スレはラノベ原作も多いから共通している部分は多いわけだが。
僕はSF、ファンタジー要素が多めが好みなので、異世界モノに至ることが多いかな。元科学部SF班だからね。
現代が舞台の学園モノであっても、現実にはあり得ない設定があるわけで、分類上ローファンタジーに属するのではないだろうか?
絵師が付いた作品で、女子の体操服がブルマだったりするのは(男の子向け)すでに過ぎ去りし文化(ロスト・カルチャー)であり、舞台設定が現代であっても平行世界(パラレル・ワールド)の出来事なのだな。
君とは同じ高校で同じ日々を過ごしたわけだが、今にして思うと、アタシは結構ハーレム状態だったかもしれないねえ。
ニアミスばかりで決着が着かなかったところも含めてね。
などと思いつつ、また歴史的遺物(アーティファクト)の修復に勤しむのであった。