吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

風薫り歳をとる五月

2010年05月01日 | 自分のこと
さてもう5月ですね。

今年は車の免許の更新です、忘れないようにしないと。今は誕生日のひと月後までOKになっているのでそんなに焦らなくても良いのですが。

いやあ、何ですか、もうじき46歳ですか。…何というか…。

人生というのは長いのか短いのかよくわかりませんね。

この時代の閉塞感にずっと悩まされて来ました。
がんばっても先の見える無力感、愚かな成功者の姿…。
高校あたりから悩みの負のスパイラルに入っていた気がします。
あの時にもうちっと器用にそのスパイラルをスルーして前に進んでいたらいたら…、今とはだいぶ違う人生を歩んでいたでしょうね。

歴史にifは大いにアリです。

なんて言ってみても、違う人生が思いつきません。

旅人をやっていたかった?
でも旅人の薄さというのか浅さというのか、流れるために必要な宿命的とも言える軽さが悔しかった。

勤め人はやっぱ合わないっす。これは何度かやってみた結果です。

やっぱり成るように成っているのかも知れません。
あの頃、立ち止まってしまったことで、多くの可能性を失ってしまったけど、その無駄とも言える時間が与えてくれたものが今の僕を支えているのです。

まあ、なんだかんだ言って人生、それなりに収まっているのでしょう。
順当に行っても人生はもう半分を切っているわけですが、本当に人生を歩み始めた言えるのは僕の場合、24歳くらいからでしょうか。
そこを起点とすれば22歳!なーに若造じゃん。
時々はそれを思い返さないとね。老け込んじまうぜ。

でも、日本では老けて見えた方が得なことが多いのよね。特に職人の場合。
経験年数が長く見えるのですよね。
この前も、30代のヤツに若造呼ばわりされちまったし。あとで恐縮してたけど。

つけひげとメガネとかつらで老け変装したりして。
今カトちゃんを思い浮かべた人!手を上げて。

ま、いいや。

よっしゃ!行くぜ仕事に。ゴールデンウィークなんて関係無いぜ!   (涙)

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2 コメント

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Unknown (伊那の大工)
2010-05-02 08:25:30
そうだなあ。
自分もこの道(大工)を選んでからは20年。
まだまだ若造の部類ですな。

連休?
そんなもんあるわけないよな。
だいたい、どこまでが仕事でどこまでがプライベートなのか区別することなんてできないし、意味のないことなんだから。

果たして今の仕事を生業として選んだことが良かったのか否か・・・
棺桶に入る前にはわかるんかなあ。
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いつでも言ってくれ (ひろにゃんof風琴屋)
2010-05-03 21:51:16
伊那の大工さん、ようこそ! というか世話になったのはこっちだな!

また酒が余って困ったらいつでも行くぜ。
よろしう!

というわけで、次回は君のうちがネタだ。
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