この頃、出仕事が続いています。
大工仕事の手伝いであったり、パイプオルガンの解体撤去であったり。
出先では色々な人に出会うのですが、なかなかに面白い出会いがありました。
作業のアルバイトが全員東大生およびその卒業生だったのには驚きでした。
東大生というと、つい偏見の目で見てしまうのですが、みんな普通で素直な若者でした。
同じ位置に立つ人でも、ギリギリ一杯でそこにたどり着いた人も居れば、ゆとりでそこに到達する人も居るわけですからね。
彼ら、実は超優秀なんじゃん?
同業者のKさん、考えてみるに茨の道の先達ですね、この方。
様々なトラブルに巻き込まれながらも強く生きていらっしゃる。
ワタシなんざまだまだですな。
先輩の道に学んで、ワタシは平穏に生きて行きますっ。
伊那の大工の手伝いでは、また面白い人物に出会えました。
あそこの大工連中は実にユニークな経歴の持ち主が多いのです。
自転車で3年あまり世界を回っていた彼は、とてもそうは見えない華奢な感じでした。
2002年かな、ポルトガルでのサッカーワールドカップに行くのに自転車で行ってみたそうな。
広島で警官に職質を受けた時、
「どこに行くのかね」
「ポルトガルです」
「大人をからかうんじゃない」
というやりとりがあったとか。
その後彼は、九州から韓国に船で渡り、そこから中国へやはり船で、その後陸路でアジア、中東、東欧を抜けてポルトガルへ行ったそうな。淡々と語ってたけど、それって大冒険じゃん?
また今度、ゆっくり話を聞かせてもらおう。
面白いひと達に会うと力が湧いてきます。ひとの力の元はひとなのです。
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