晴れて空気がからっとしてると、ほんとに山住まいで良かったと思います。
海近くもあのべと~っとした空気は苦手です。
軽トラで、自宅と隣県の仕事場を往復していると、ふとそのまま遠くへ行きたくなってしまいます。
私の旅のスタイルは全くの行き当たりばったりです。現地で得た情報で予定を組むものですから。
よって、きちっと期間を定めた旅も苦手です。気分次第でひとつところに何週間も滞在したりします。
これは必然的に、旅=仕事から離れる という図式であり、家族持ちとなった今ではちょっとかなわない贅沢ですね。
行き当たりばったりなので、宿の確保に失敗することも多く、それらは皆素敵な旅の思い出(そりゃあ、もう!)となります。
今回はそのひとつ。
ドイツはライン川沿いのリューデスハイムという小さいが、観光地としてちょっと有名な町でのことです。
その日はお祭りで、とても楽しく過ごしたのですが、お祭りだけに宿の空きがなかったのです。
実は、その数日前、フランクフルトでやはり泊まりそこね、トルコ人のおっさんについていって貞操の危機(!)に遭ったので、今回は決して誰にも付いて行かずに朝を迎えようと心に決めていたのです。
郵便局の軒下でぼ~っとしていると、酔っぱらいのじいさんが来ました。
私はドイツ語はわからないのですが、向こうはしきりと話しかけて来る、どうやら、
「お前は日本人か、そうか、次はイタリア抜きでやろうぜ」
ってなことをいっているらしい。
いや~、感動しました。誰かのエッセイでそんな話を読んだことがありましたが、そんなことが実際に自分の身に起こるとは!
しばらく、おっさんのたわごとに付き合ったのですが、さすがにうっとおしくなったので、その場を離れたのでした。
教会の墓地の脇に移動して、胸くらいの高さの塀にもたれかかって、ライトアップされた教会の建物と、その照り返しでうっすらと見渡せるお墓を眺めていました。
お墓は十字架なわけですが、リアルなキリストの磔刑像付きのものも多く、それが薄明かりに浮かぶ様子は、それはそれは幻想的な風景でした。
その風景になぜか既視感と安らぎを感じながら、塀にもたれて少し眠ったのでした。
海近くもあのべと~っとした空気は苦手です。
軽トラで、自宅と隣県の仕事場を往復していると、ふとそのまま遠くへ行きたくなってしまいます。
私の旅のスタイルは全くの行き当たりばったりです。現地で得た情報で予定を組むものですから。
よって、きちっと期間を定めた旅も苦手です。気分次第でひとつところに何週間も滞在したりします。
これは必然的に、旅=仕事から離れる という図式であり、家族持ちとなった今ではちょっとかなわない贅沢ですね。
行き当たりばったりなので、宿の確保に失敗することも多く、それらは皆素敵な旅の思い出(そりゃあ、もう!)となります。
今回はそのひとつ。
ドイツはライン川沿いのリューデスハイムという小さいが、観光地としてちょっと有名な町でのことです。
その日はお祭りで、とても楽しく過ごしたのですが、お祭りだけに宿の空きがなかったのです。
実は、その数日前、フランクフルトでやはり泊まりそこね、トルコ人のおっさんについていって貞操の危機(!)に遭ったので、今回は決して誰にも付いて行かずに朝を迎えようと心に決めていたのです。
郵便局の軒下でぼ~っとしていると、酔っぱらいのじいさんが来ました。
私はドイツ語はわからないのですが、向こうはしきりと話しかけて来る、どうやら、
「お前は日本人か、そうか、次はイタリア抜きでやろうぜ」
ってなことをいっているらしい。
いや~、感動しました。誰かのエッセイでそんな話を読んだことがありましたが、そんなことが実際に自分の身に起こるとは!
しばらく、おっさんのたわごとに付き合ったのですが、さすがにうっとおしくなったので、その場を離れたのでした。
教会の墓地の脇に移動して、胸くらいの高さの塀にもたれかかって、ライトアップされた教会の建物と、その照り返しでうっすらと見渡せるお墓を眺めていました。
お墓は十字架なわけですが、リアルなキリストの磔刑像付きのものも多く、それが薄明かりに浮かぶ様子は、それはそれは幻想的な風景でした。
その風景になぜか既視感と安らぎを感じながら、塀にもたれて少し眠ったのでした。
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