吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

水上のおバカ

2011年12月15日 | 自分のこと

今度の舞台は水上だッ。

 頼まれ仕事、今度の舞台は水上です。ダム湖の掃除なのです。
浮遊していたり、漂着していたりする倒木、葦、ゴミなどを一箇所に集めるのです。
4人乗りの小型モーターボートにスリング付きのシートを敷いて、ゴミを手で積んだり、熊手でかき集めたりしたのを積んで、満杯になったら基地のクレーン付きトラックで吊り上げて下ろすというのを繰り返すわけです。

はっきり言って楽しいです。超楽しいです。

特にね。船から熊手でゴミを掬い上げるのは楽しいです。
昔、カヌーに乗ったことがあるのですが、あの頃、パドリングがうまく出来なかったのでした。
上手い人のパドリングは、いたずらに水を散らす事無く、静かでスムーズなのです。
水を掴んで後ろに押し出す感じと言われても、それがわからず力任せに水を叩いていたものです。
 水面に浮かんだゴミを熊手で効率よく掬い上げるには、力任せに熊手を振り回すのではなく、静かに水に入れ、ゆっくり大きな動作で動かすのがポイントです。

そう、それは水を掴む感覚! これかっ、これなのか。

余計な力を使わず、無理のない自然な動き。それ故何時間でも続けられるのです。
小船の浮遊感がまた堪りません。
乗員の移動ぐらいでも転覆しそうな不安感が良い!
いやあ、小船趣味に目ざめそうです。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
カヌー乗ったことあるんですか。 (1列半の鈴木)
2011-12-18 09:04:57
ひろにゃん様、カヌーのったことあるんですか。私も20代前半に、ファルトボートを買って、年1-2回ていど、浮いてますが、あの浮遊感はたまりませんね。特に透明度の高い湖などで10m位下がみえてると、まさに「浮遊感」ですね。ひろにゃん様は木工はプロでしょうから、ウッドストリップのカナディアンあたりは、お手の物でしょうから、1艇おつくりになっては、・・・。
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余計な力を使わず、無理のない自然な動き (豊田)
2011-12-20 18:38:06
つい最近、ン十年ぶりでボートを漕ぎました。
一緒に乗ったカミさんはずぶぬれになりました。

水をつかむ・・私の場合相当修業が必要です。

先日いただいたCDをじっくり聞かせていただきました。シンプリシティの音、ホントいいですね。ひろにゃんさんのお言葉を借りれば「余計な風を使わず無理のない自然な音」でしょうか。あのような音を出す笛を作るには、やはり私の場合相当修業が必要です。

本日の私どものブログで紹介させていただきました。

問題等あればお知らせくださいませ。
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作りたいっ (ひろにゃんof風琴屋)
2011-12-23 21:04:28
1列半の鈴木さん、ようこそ!

返事が大変遅くなってすみません。
カヌーを体験したのはほんのちょっとだけですが、あの浮遊感
と水面近くの視点からの風景はとても素敵でした。

その後ずっとご無沙汰だったのですが、ウッドストリップを使
ったカナディアンカヌーの作り方は本で見ています。
いつか作りたいと思っております。

どうぞ良いお年を!
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曲目リスト (ひろにゃんof風琴屋)
2011-12-23 21:25:36
豊田さん、ようこそ!

返事が大変遅くなって申し訳ありません。
貴ブログでのご紹介ありがとうございます。
トラックバックかリンクを入れて下さっても良かったです。
豊田さんのブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/oakshoptoyoda

あの時、曲目リストを持っていなかったのでPDFファイルで
お送りしたいと思います。
varhany@mail.goo.ne.jpまでメール下されば返信で添付させて
いただきます。
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