東京に1泊2日の出張で行ってきました。
その夜のお話。
仕事のお相手と飲みに行くことに。まあこれも仕事の一部だから、ね。
仕事だもの仕方ないよねえ。
今回の宿泊は新宿で、良いところはたくさんあるのですが、ワタクシがリクエストしたのは十条
の斎藤酒場です。とても有名な居酒屋です。
現地到着は夜7時頃、幸運なことに待たずに入れました。
酒も料理も安いのです。
別に特筆するようなメニューはありません。名物店主も居ません。
でも、昭和3年開業というお店の古びたインテリア、お客の雰囲気、これらが何とも良いのですよ。
何だろうなあ、この居心地の良さは。
みんな楽しそうなんだよなあ。
ふたりで結構飲み食いして3千円ちょっと。安ッ。そこでハシゴじゃ。
仕方ないよね。仕事だもんね。
次のお店は店員が若いのだけど、店自体は焼き物揚げ物中心のオーソドックスな居酒屋。
なかなか良かった。やっぱり安かったし。
もう夜だったから商店街も閉まっていたけど、あまり昔と変わっていないようです。
埼京線なんて立派になっちまったけど、前は赤羽線ってローカル線みたいな路線だったんだぜ。
駅の脇の踏切も小さいです。
バーのとこから手を伸ばせば電車に触れそうです。
もちろん良い子のみんなはそんなことしちゃダメだ!
ここで仕事相手と別れ、十条から新宿へ。
歌舞伎町をジグザグと歩き回る。さっきの十条の静けさとは別世界の雑踏。
ゴールデン街の昔一度だけ連れて行ってもらった店を探してみようかと思ったのだけど。
二階の和室の壁一面に古い映画のポスターが貼ってあった店。
大学の同級生でずっと年上だったヤツがよく行っていたらしい。
結局捜索は断念。この20数年一度もあの界隈に行ってないし、翌日のために早寝しなきゃ。
歌舞伎町で3回も声を掛けられましたよ。最多記録。
最初のヤツ、多分日本人。
「お兄さん、何系?」
は?
「巨乳系?ロリ系?」
まあ、何でもいけるクチなんだけどね。今日はもう帰って寝る系。じゃあね。
次は黒人、以下英語
「今夜泊まるとこはあるの?」
ホテル予約してあるよ。
「金曜と土曜にすっごい楽しいパーティーがあるんだけど」
「お兄さん、何系?」
は?
「巨乳系?ロリ系?」
まあ、何でもいけるクチなんだけどね。今日はもう帰って寝る系。じゃあね。
次は黒人、以下英語
「今夜泊まるとこはあるの?」
ホテル予約してあるよ。
「金曜と土曜にすっごい楽しいパーティーがあるんだけど」
そりゃ残念。明日東京から離れるんだ。
さらに何か言いかけたヤツに、俺は今日はもう寝るから。良い夜を!でお別れ。
さらに何か言いかけたヤツに、俺は今日はもう寝るから。良い夜を!でお別れ。
何でオレに英語で話しかけるんだ?
そういえば、この日はとても暖かくて、上着なしでシャツは袖まくりしていたのだけど。周囲の人
は皆寒そうだったなあ。明らか異邦人だったかも。
は皆寒そうだったなあ。明らか異邦人だったかも。
最後のひとりはお店のチラシ配りの黒人。
「オニイサン、ドウ?」
黙って手を振る。
「オトコハ、ゲンキニドンドンイコウヨ!」
その妙なイントネーションに吹いてしまったのでした。
ゴホゴホ。さらには咳込んで。
いや、すまない。君の言うことは正しい。でも今日は帰って寝る。ありがとう。じゃあね!
と何故か英語で言ってホテルへ向かったのでした。
いやあ、最後のヤツは良かった。そう、男は元気にどんどん行かなきゃね。
上機嫌でカプセルホテルに入ったのでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます