吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

風待ち

2008年05月12日 | 自分のこと
風待ち
かざまち。帆船が出帆のために順風を待つこと。かぜまち。

人生にはじたばたともがいても、考えを廻らせて努力しても、どうにもならないことがあります。
そんなときは、手近なところで出来るだけのことをして、先のことも考えられるだけは準備して、あとはじっと耐えるしかありません。

無理をして手漕ぎで出航しても、余計に消耗するだけだったりします。
まあ、ひとり身で加えて若ければ、ムリして討って出るのも良いかもしれませんが。

体力と気力が衰えないように気をつけながら、風が吹くのを待つのです。

すぐに結果や結論の出ないストレスに現代日本人は弱いものです。
じっと待つということに耐えるのは確かに辛いのですが、動き出してしまうと、今度は立ち止まることが出来なくなるので、今しか出来ない大切なことを捜して、準備しておくとしましょう。

風が吹いたときに全力で動き出せるようにね。

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