蕎麦にコロッケ。
僕は蕎麦好きです。
昔は色々とうるさかった方です。
蕎麦ってもんは盛りかザル。あったけえ汁になんか漬けちゃいけねえ。
などと。
汁そばとはもう数十年前に和解を果たしています。
ここのところ増えた讃岐うどんのお店の色の薄いダシを味わうと、真っ黒い鰹節の効いた汁が恋しくなったりします。
ただ、立ち食いそば屋でよくあるトッピングの中で、コロッケだけは許せませんでした。
コロッケが蕎麦に合うとはどうしても思えなかった。
コロッケを汁に漬ける、それも鰹節ベースの汁に。そしてほぐす。
この行為がコロッケに対しても、蕎麦に対しても非礼極まりない行為に思えたのです。
だって、コロッケだよ?中身はジャガイモだよ?
その夜、男は寂しかった。
夜の街の光が皮肉に明るかった。
酔った男は立ち食い蕎麦屋に入った。
かけそばを頼んだ。
棚に並ぶトッピングの数々。そいつらはまるで娼館の女たちのように男を誘う。
ふと、気になるコロッケ。
こんな夜には似合いの最低の相手かも知れない。
かけそばの上で衣が汁を吸っていく。全く最低だ。
無造作にそいつに口をつける。
あら、オイシイ!
いやあ、蕎麦の汁とコロッケって合うのね。
なんか天ぷらよりも良いかも。
じゃがいもに汁を含ませていただく。
なんと!いける!
ああ、思い込みや偏見で僕はなんという過ちを犯していたのだろう。
一体何年を無為に過ごしてしまったのだろう。
ゴメンネ コロッケ
そしてありがとう、コロッケ!
その時、オレはまたひとつ壁を越えたのだ。
最後に己を縛るのは他人ではなく己自身だ。
自らを守る壁は同時に自らを閉じ込める牢獄だ。
いかん。深夜なのに食べたくなってしまった。
今度会う時は必ず君を選ぼう。真っ直ぐな心で。
かけそば!コロッケ!
修行が足らないせいなのか未だにコロッケが娼婦に見えた事がありません。
今度コロッケを買ってきて蕎麦と一緒に食してみます。
もちろん、何故かって来たのかは家内にはナイショ、ナイショで食してみます。
時々・・・毎日の時も・・のぞいてました。>
ところで、 コロッケ蕎麦は、聞いたことはありますが、食べたことないですね。
私も、「蕎麦」もうどんも冷たいのだいすきです。
某讃岐うどんチェーン店のうどんさえ、冬でも冷たいののしこしこ感がたまりません。
40年くらい前、青梅線の終点の奥多摩で働いていた時、駅のすぐそばに立ち食いのそばやがあって「おでんうどん」(蕎麦もあったのでしょうね。)というのがありました。
特別「美味い」という記憶はないけれど、記憶に残っています。
私のサンバーは、21万キロをこえ、夏に電磁クラッチを交換しました。3月にまた車検です。
小腹が空いた時。あと少し何か食べたいと思う時。
これは贅沢です。そんな時は食べなくても良いのです。
でもそれは、生物としての生存のための食欲ではなくて、人間として心が満たされない時に感じることなのです。
空腹という程ではないので量は食べられない。その制約の中で心を満たす食べ物を選択するというのは真摯な悩みです。
そんな目で見てみると、食べ物たちが様々な魅力的、魅惑的な存在に見えて来ます。
ポイントは小腹が空いた時です。
tachinonさんのコメントを携帯で拝見したのは、東京へ向けて移動中、奥多摩駅近くのコンビニでした。
「おでんうどん」を探してみようかと思ってしまいましたよ。
僕もあのチェーン系うどん屋ではザルを頼むことが多いです。
釜揚げのふわっとした感じも良いのですが、やはり冷たい麺のシャキッとした感じが好きです。
実は昨日もコロッケ蕎麦を食べたのですが、コロッケに人参やコーンが入っていてちょっとうるさく感じました。
コロッケはシンプルにじゃがいも、玉ねぎ、ひき肉だけが良いと思いました。
どなたが見ているのかわからないので吉倉さんが極めてまじめな方であるか表明しておきます。
吉倉さんは草刈さんの所で修業した方、音楽芸術に対して真摯に取り組んでおられる方です。
ただチョット妄想癖が、いや空想癖がある方の様です。近寄っても大丈夫、人畜無害です。
フォロー恐れいります。
どこまでが本心かというと全部なんですけれどね。
あと、人畜無害といいますか。犬、ネコにはちょっかいを出してしまう方です。